ACミラン､本田に20億円オファー!! ロナウジーニョ放出で資金確保!?

12日､イタリア･セリエAの強豪ACミランが､日本代表のMF本田圭佑(CSKAモスクワ)の獲得に向け､新たに移籍金1500万ポンド(約20億円)を提示したことが明らかになった｡
また､この件に関して､ミラン側は所属するFWロナウジーニョを放出し､本田獲得の資金に充てる意向を示しているという話も浮上した｡

12日付のイタリア紙ガゼッタ･デロ･スポルトの電子版は｢ミランが本田に移籍金1500万ポンドでの獲得オファーを出した｣と報道｡
スペインリーグのバルセロナが移籍金1300万ユーロ(約14億円)で打診していることが判明したのが今月4日のことで､それを受けてミランも金額を再考したものとみられる｡

ミランは今月上旬にCSKAのババエフGMと連絡を取り､水面下で移籍金1000万ユーロ(約11億円)のオファーを提示したが､
これを今季のリーグ優勝や欧州カップ戦での躍進を目指すCSKA側は､最低でも2000万ユーロ(約22億円)に移籍金を設定しているため､｢放出する気はない｣と拒否。
しかし､今回新たにミランが提示した金額はCSKA側が条件とする額とほぼ同額｡
これにより､CSKAが交渉に応じる可能性は一気に高くなったといえるだろう。

また､その資金に関して､ミラン側はロナウジーニョを放出して本田獲得の資金に充てるという話も浮上している｡
これは中日新聞が報じたもので､同紙によると､

｢ロナウジーニョとの契約は12年6月末となっているが､約900万ユーロの高額年俸が問題となっており､ミラン側としてはメキシコのフラメンゴへ放出することを検討している｣(同紙関係者談)

という｡同紙では､ロナウジーニョを放出することで､本田獲得の資金を得るのではないかと見ている｡
一時不振を極めたロナウジーニョは､今季､セリエAで13得点を挙げ復調の兆しを見せていたが､W杯南アフリカ大会では予備登録にとどまっていた｡

渦中の本田は｢すべてのオプションに目を通してゆっくり考えたい｣として､あくまで慎重に検討する姿勢だ｡
しばらくはCSKAモスクワでのプレーに集中する考えを示しているが､8月31日の移籍期間終了まで､その動向に欧州中の注目が集まる｡

(2010年7月13日)

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