｢お前らには負けない｣サッカー本田圭佑が新･海外組にオレ流エール

CSKAモスクワの日本代表･本田圭佑は22日､モスクワ郊外での練習後､
W杯南ア大会後､新たに海外への移籍を決めた川島､長友､内田らに｢ライバルたち｣とした上で､本田流の熱い言葉を送った｡

｢オレは偉そうなことを言うつもりはない｡でも､海外でのプレーに対する思いは､絶対誰にも負けない｡こっちは､どんだけ求めてやっとたどり着けたか…｣(ニッカンスポーツより)

高校の頃からレアル･マドリードでプレーするのが夢だった｡
08年に名古屋からオランダのVVVに移籍した本田だが､それはテスト生から始めて､短期の練習参加で実力を示した結果勝ち取った契約だった｡
そこからさらに良い環境を求め､得点という結果を積み重ねCSKAモスクワへの完全移籍を決めたのだ｡

｢どこでプレーするかは何を求めるかによると思う｡ヨーロッパやW杯で結果を出したいのなら相手は外国人｡外国人とのプレーに慣れないと｡そこに気付くのが遅かった選手がいたのも事実｣(同)

続ける言葉は淡々と事実を述べている､といった印象を受ける｡
常に現実と向き合え､これも本田なりのエールなのだ｡

最初は1人で掲げていた｢W杯優勝｣の目標｡
それに同調する選手が増えたこと､世界の強敵を前に､欧州での成長を図る選手が増えたこと､大歓迎だ｡
けれども､だからこそ､

｢オレは､(新･海外組には)負けない｣(同)

同じ舞台に立った以上､これからはライバルだ｡

ぶつかり稽古のような､本田らしい､熱いエールだった｡

(2010年7月25日)

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