本田圭佑メンバーから外される! 起用法めぐり監督と対立か

CSKAモスクワの日本代表･本田圭佑が25日のスパルタク･ナリチク戦でメンバーから外れた｡
本田がベンチ外となるのはCSKA移籍後初のこと｡
攻撃的なポジションでの起用を望む本田と､ボランチ起用を続けるレオニード･スルツキ監督(39)との対立が決定的なものになった｡

突然のベンチ外だった｡本田は自身の公式サイトを25日付で更新し､スルツキ監督との会談の結果､同日のナリチク戦のメンバーに入らなかったことを明かした｡

本田は､｢出場しない｣と題したメッセージ欄に､

｢監督と話した結果､明日(25日=日本時間26日未明)の試合に出ないことにした｡今は理由についてあまり話したくないから､もう少し落ち着いてからゆっくり話そうと思う｣(サンケイスポーツより)

と現在の状況を説明｡
指揮官との起用法を巡る意見の相違が理由とみて間違いないだろう｡

W杯以前より､本田はボランチでの起用に対して度々不満を口にしてきた｡
関係者によると､自身が希望する攻撃的なポジションでの起用を24日､監督に直訴したという｡
しかし､守備的な選手に負傷者が続出し､他にボランチに適した選手がいないチーム事情もあって監督はこれを拒否｡
本来であれば､ボランチをもこなせる本田の能力の高さを評価してのことなのだろうが､ついに両者が分かり合うことはできなかった｡

本田にはACミランをはじめ､欧州のビッグクラブが興味を示している｡
今後この問題が出場機会の減少などさらに悪い方に向かえば､
｢今はCSKAでの試合に気持ちを向ける｣としていた本田でも移籍を考える可能性は高い｡
8月31日の移籍期限まであと一月｡
ここにきて再び､その動向に注目が集まることとなった｡

(2010年7月26日)

その他のSOCCERニュース