本田圭佑､J復帰は｢考えていない｣生涯欧州を宣言

CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(24)が､欧州で現役を終える意向を示唆した｡
欧州でプレーした日本人選手はキャリアの終盤にJリーグに復帰する傾向が強くなっているが､本田は現時点で将来の日本復帰を考えていないとの考えを口にした｡

これまで欧州でプレーした中村､高原､小野らは､そのキャリアの終盤に日本に戻っている｡
しかし､欧州3年目を迎えた本田は､そうした傾向にも｢生涯欧州｣に生きることを宣言した｡

｢今は将来､日本でプレーすることは考えてない｡日本サッカー界のために戻るということはない｡僕はそんな立派な人間じゃないんで､日本のためというより自分のためにやっているから｡経験を日本に還元したいという気持ちはあるけど､それがプレーすることとは限らない｣(スポニチアネックスより)

並み居る強豪たちの中でもまれてこそ､サッカー選手として成長できる｡
本田の海外でのプレーに見せるこだわりは､そうした信念から生まれてくる｡

最後まで戦い続けることで､最高の自分でサッカー選手としての人生を終えたい｡
そのためにはまず､高校時代からの夢であるレアル･マドリード移籍を実現する｡
日本が誇るレフティーは､世界中から惜しまれながら現役を引退する､そんな将来像を見据えている｡

(2010年8月10日)

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