CSKA･本田､特権剥奪!? チーム内の競争を監督が明言

ロシアリーグ･CSKAモスクワに所属する日本代表MF本田圭佑が厳しい戦いを強いられている｡

24日に行われた､欧州リーグ予選プレーオフ･アノルトシス戦で先発を外れた本田｡

レオニド･スルツキ監督は､
｢われわれには高いレベルの競争がある｡本田が主力の一人であることは変わらないが､前戦で彼をベンチに置いたのもそれが理由だ｣(サンケイスポーツより)
と決して本田を特別扱いしないことを宣言した｡

チーム内には元ブラジル代表FWワグネル･ラブやコートジボワール代表FWドゥンビアら､強力な攻撃陣が本田のライバルとして存在する｡

今月行われた4試合で､左足首痛の影響があるとはいえ本田が先発起用されたのは2試合のみ｡

途中出場したアノルトシス戦後には､
｢オレがキープしてまわりを押し上げられるけど､それではオレが点を取れない｣(同)
と焦りからか､戦術批判とも取れる発言をした｡

チームでのコンスタントな活躍なくして､目標とするビッグクラブへの移籍はない｡
今夏の移籍を断念した本田にとって､まさに正念場を迎えているといえるだろう｡

この日､居残りでシュート練習を行った本田は､
｢体調はいい｡足ももう問題ないですし｣(同)
とコメント｡

29日のアラニア戦､3試合ぶりの先発復帰へ準備は整った｡

(2010年8月28日)

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