西武･菊池雄星が対外試合の"開幕投手"に! 先発ローテ入りへ｢ゼロに抑える｣

西武にとって今季チーム初の対外試合となる18日の韓国ロッテ戦(南郷)に､3年目左腕･菊池雄星投手が先発することが決まった｡

菊池は昨季､プロ初勝利を含む4勝をマーク｡
初の開幕ローテーション入りを目指す今季は､キャンプでフォーム改造に取り組んでいる｡

初のブルペン入りとなった2日､菊池は従来より左肘を高く上げた新フォームから力のある直球を披露｡
見守った渡辺監督から､
｢真っすぐがいい威力をしていた｡三振も増えると思うし､もっと勝てると思う｣(ニッカンスポーツより)
と太鼓判を押された｡

その後も順調に調整を続け､12日の紅白戦では､中島を直球で見逃し三振､昨季の本塁打王･中村はオフに覚えた新球カーブで投ゴロに抑え､2回を無安打無失点｡
試合後には､
｢カーブで打ち取れたのは自信になった｡ボールになる変化球で打ち取れたのは大きかったし､一番の収穫かなと思います｣(同)
と思わず笑顔がこぼれた｡

首脳陣へのアピールが実り､対外試合の"開幕投手"を掴んだ菊池は､
｢これまでキャンプでやってきたことを出せればいい｡自分は実績がない投手なのでゼロに抑えることを心掛けたい｣(スポニチアネックスより)
とコメント｡
キャンプ３度目の休日となったこの日は､開幕ローテ入りを占う大一番に備えて静養に努めた｡

西武は今オフ､先発左腕の帆足がソフトバンクへ移籍｡
首脳陣は菊池を先発左腕の軸として大きな期待を寄せている｡
勝負の3年目を迎え､10年に1人と呼ばれた才能がついに花開くか｡

(2012年2月16日)

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