DeNAがレッドッソックス･松坂獲得へ!? 友利投手コーチ就任の裏事情とは

5日に本格的な開幕を迎えた米メジャーリーグ｡
今季は日本のエース･ダルビッシュ有投手がレンジャーズに加入したこともあり､例年以上に注目が集まっている｡

そんな中､ひっそりと開幕を迎えたのが右肘手術からの復活を目指すレッドソックス･松坂大輔投手｡
2日に行われた実戦形式の打撃練習では､151キロを計測するなど順調な回復を見せているが､6年契約最終年とあって､厳しい状況に置かれていることに変わりはない｡
あるスポーツ紙デスクはこう指摘する｡

｢結局､メジャーに残れるかどうかは､いつ投げるのかと成績しだい｡仮に手術前と変わらない状態なら､あの高年俸では引き取り手はないだろう｡その場合､日本球界復帰が現実的になってくる｣(アサ芸プラスより)

松坂の今季年俸は867万ドル(約7億1600万円)｡
夏までには復帰可能とのことだが､仮に満足のいく成績が残せなかった場合､高額年俸がレッドソックス残留の大きなネックとなることは間違いない｡
また､他球団への移籍を考えた場合でも､大幅な減俸､もしくはマイナー契約という可能性すらあるだろう｡

そんな中､前出のスポーツ紙デスクによると､横浜DeNAが松坂獲得を虎視眈々と狙っているという｡

｢スター選手がいないのが悩みで､今年1年は中畑清監督の人気で観客動員が増えても､それだけで来年以降も引っ張れるかどうかわからない｡
今オフ､来季の目玉として松坂を獲ればDeNAはメディアに露出し続けられ､登板日だけでも球場は満員になるでしょう｡予告先発も導入されますし｣(同)

横浜は1998年のドラフト会議で､地元･横浜高校出身の松坂を1位指名｡
抽選の結果､交渉権を獲得することはできなかったが､松坂自身は横浜入りを希望していたと報じられた｡

ただ､これだけで獲得にこぎ着けるのは困難｡
実はDeNAは､松坂獲得のためある"特命人事"を行ったという｡
DeNA関係者がこう明かす｡

｢友利結投手コーチを招聘したことです｡友利コーチは西武時代から松坂をとてもかわいがっており､松坂にとっても友利コーチは一番の兄貴分｡しかも友利コーチはレッドソックスの巡回コーチだった｡これは松坂獲りを見据えた布石であり､『特命人事』なんです｣(同)

実際､2人は今も強力な師弟関係で結ばれており､メジャー担当記者は､
｢2人は今も連絡を取り合っているようです｡友利コーチが松坂の肘の具合を聞いたり｡松坂もあれこれ相談している｣(同)
と証言｡
また､松坂自身もメジャーに対するこだわりは薄いようで､メジャー担当記者は､
｢アメリカでくすぶるより､日本に帰ってパフォーマンスを見せたほうがいいとの考えが松坂にはあるようです｣(同)
と明かしている｡

中畑監督就任で､"負け癖"のついた選手たちの意識は変わりつつあるDeNA｡
来季､日米通算157勝を誇る松坂が投手陣の柱として加入するようなことがあれば､セ･リーグの台風の目となる可能性は大いにありそうだ｡

(2012年4月8日)

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