松坂桃李、主演映画「ガッチャマン」大ゴケ! 制作費80億円も初動1億5千万

朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』(NHK)で知名度を大きく上げた松坂桃李(まつざかとおり=24)。
今最も旬の俳優である彼が主演を務めた映画『ガッチャマン』が8月24日に公開された。

松坂にとっては一流俳優としての立場を確立するために、重要な作品となる今作。
制作費80億円をかけた大作だったにもかかわらず、早くも大ゴケの様相を呈している。

松坂をはじめ、綾野剛(あやのごう=31)や剛力彩芽(ごうりきあやめ=21)ら人気の若手が勢揃いした同作。
剛力にはコスプレ&パンチラシーンというセクシー路線も用意され、話題性は十分のはずだった。

しかし、蓋を開けてみれば『Yahoo!映画』による同作の公開初週の成績は6位。
全国307スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員9万318人だった。

今年公開された300スクリーンクラスの映画は14本。
それらの初動興行を見ると、かなり厳しい数字であることがかる。

ワースト1位は『大奥〜永遠〜』の9716万4100円で、『ガッチャマン』は1億1569万7600円でワースト2位。
ワースト3位は『奇跡のリンゴ』の1億2605円で、以降『少年H』『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』『藁の楯』と続く。
一方、一番好成績を収めたのは嵐・二宮和也(にのみやかずなり=30)主演の『プラチナデータ』。
4億49万6000円を記録している。

『ガッチャマン』は最終的にどこまで興行成績を伸ばすことができるだろうか。
同じく初動が1億2000万円程度だった過去の作品を見てみると、『県庁おもてなし課』の興行成績は約6億6千万円。
『ダーリンは外国人』は約7億円となっている。
『ガッチャマン』もこのあたりの興行成績になることが予測される。

興行自体での収入だけでなく、DVD発売等などでも売上の積み増しは期待できる。
とはいえ、80億円の制作費をかけていながら興行成績が7億円程度。
赤字になることは間違いないだろう。

成功を手にしたい松坂にとって、痛い公開スタートとなっている。(古川)


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