押尾被告、「海外でも使った」と供述。常習的薬物使用か!?
(08/26)

合成麻薬MDMAを服用したとして、麻薬取締法違反の罪で起訴された俳優の押尾学被告(31)が「以前にも海外で(MDMAを)使った」と供述していたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁麻布署は押尾被告が薬物を常習的に使用していた疑いもあるとみている。

捜査関係者によると、逮捕された当初は「一緒にいた女性からもらって飲んだ。違法なものとは知らなかった」と容疑を否認していた押尾被告だったが、その後の調べで「違法なものと知っていた」「以前からMDMAを繰り返し使っていた」「海外で使ったことがある」と供述を変えたという。

押尾被告は、2日に東京・六本木ヒルズのマンションでMDMAを使ったとして、24日起訴された。

一緒にいた高級クラブ勤務の女性(30)は同部屋で全裸で死亡しており、逮捕直後の押尾被告は「(死亡した)女性から『違法なものではないから大丈夫』と錠剤を渡された。違法なものとは思っていなかった」と容疑を否認していた。

海外での薬物使用については、21日発売の写真週刊誌上で、死亡した女性とは別の女性が、押尾被告とのアメリカでの「ドラッグSEX」を暴露。

押尾被告から勧められた薬物とみられる錠剤を2人で複数回使用し、女性が失神したり、押尾被告の全身から汗が噴き出し、呼吸も激しくなり、危険な状態になったことなどを詳細に告白していた。

押尾被告は、4歳から12歳まで米ロサンゼルスで生活していた。旧友も多く「日本に帰国してからいじめに遭うなどつらい思いをした彼にとって、ロスは故郷のようなもの。最近も2カ月に1度くらいのペースでロスに滞在。日本から友人も連れて行っているようだ」(関係者)。

米国ではMDMAの押収量が急増。不純物が含まれるものも多いため、過剰摂取などにより死に至るケースもあるという。

死亡した女性について、押尾被告が「2錠目を飲んだ時に異変が生じた」と供述し、米国の状況と似ていることから、入手経路や使用時期の調べを進めている。

なお、押尾被告が拘留されている東京・三田署には、この日も報道陣約30人が集結。だが、三田署員は「保釈されるかは分からないです」と話していた。(松野)


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