9/23オンエア･日本のパン業界で名高い｢敷島製パン｣特集を大公開!

9月23日の『シルシルミシル』では､日本のパン業界で売上2位を誇る｢敷島製パン｣を特集した。
Pascoと言った方が身近だろうか？
食卓やオフィスなどで、誰でも一度は口にしたことがあるはずの｢敷島製パン｣のパン。
しかし、もしかしたら｢敷島製パン｣のパンは生まれてなかったかもしれない？！
笑えるような設立話から、人気の商品の製造まで、それでは｢敷島製パン｣特集をおさらい！

●マカロニの穴から生まれたパン作り
日本のパン業界2位の売上を誇る『敷島製パン』。その商品数は現在、実に1300種類に及ぶ。
創業者・盛田善平は酒造業を営む家業を継いでいたが、繊維産業で「のり」として使われていた小麦粉に目をつけ、1899年に敷島屋製粉工場を設立。
麺類にも事業を広げていった善平は、当時輸入されたばかりのマカロニと出会い、そこからマカロニ作りに没頭。しかし、穴の空け方がどうにもうまくいかず、悩まされていた。そんな時に、捕虜のドイツ兵が名古屋でおいしいパンを作っているという噂を聞き、その様子を見に行った善平は、今度はマカロニより簡単そうなパン作りに没頭。そこで1個10銭でコッペパンを販売し始めたところ、当時まだパンが物珍しかったということもあり、コッペパンは爆発的な売上に！
これをきっかけに、1919年「敷島製パン株式会社」が設立された。

●敷島製パンのいろんなパン作りを見てみよう
【十勝つぶあんぱん】
あんのおいしさを邪魔しない、ほどよい甘さの生地を作り、それを適度な大きさに切り分ける。
あんを生地に載せ、それを手作業で包み込む。(1人あたりなんと1日1万個!)
その後、発酵させたら植物性たんぱく質のつや出しを塗り、白ゴマをトッピング。
約210度のオーブンで12分焼けばできあがり!

【うずまきデニッシュ】
生地にバターを挟んで三つ折りにし、ローラーで引き延ばす。
この工程を3回繰り返し、生地を9層に。
その生地を他の生地と繋げてさらに折り重ね、トータル54層にまでする。
その後、延ばした生地を細くカットし、手でねじってうずまき状にする。
発酵させ、約220度のオーブンで13分焼き、最後にシロップをトッピングすればできあがり!

【小倉＆ネオマーガリン】
シンプルな味付けの生地でコッペパンを作ってから、自動的に一列に並べてパンに裂け目を入れ、あんとマーガリンを同時に注入すればできあがり!

【カレーパン】
カレーと生地を同じ機械にセットし、自動でカレーを生地に包んでいく。
この生地に小麦粉、パン粉をつけ、発酵後揚げる。
揚げる時間は片面1分45秒で、ひっくり返して裏面も同じ時間だけ揚げ、揚がったカレーパンはそのまま包装され完成!

●日本一売れている食パン「超熟」の秘密
今、日本で一番売れているパン。それが「超熟」食パン。累計販売数は26億個、総売り上げ3298億円。もはやピンとこないくらいの売行だ。
「超熟」がここまで売れている理由は、その絶妙のもちもち感。このもちもち感を出すヒントにしたのが、実はご飯。炊いた時の熱でごはんがもっちりするのをパンにも応用しようと、普通水を使うところを、お湯を使って生地をこね、もっちりとした食感を実現した。
さらに、「超熟」のもうひとつの特徴が「小麦味」。小麦の味を大切にするため、他の原料を減らした。
添加物をなくした分、生産ラインの効率化などで対応し、こうやって「超熟」パンが完成したのだ!

●美味しいのに一部の人にしか売れないパンがある
1969年発売のイングリッシュマフィンは、食パン、ロールパンに次いで第3の主食パンとして長年販売されてきたものなのだが、売り上げはイマイチ伸びなかった…。
そこで、消費者の方々にはあまり伝わっていない、マイナー的存在になってしまったイングリッシュマフィンの一番美味しい食べ方をご紹介！
マフィンを真ん中の線に沿って2つに割り、トースターでこんがり焼いて、バターをのせてシンプルに食べる。
なんといっても、これが一番！ぜひ、試してみてはいかが？

以上、｢敷島製パン｣特集でした!
なんだか名前を聞いているだけで、お腹が空いてきてしまう…。
空いてしまった小腹に、イングリッシュマフィンなんていかがでしょうか？

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