AKB48のキーパーソンは高橋みなみ!? 秋元康が語る心に秘めた想い!

AKB48のメンバーが不安感が高まり､ファンは期待感が高まり､そして票数という数字だけが彼女たちの運命を左右する､お祭りであり残酷なビッグイベント｢AKB48 総選挙｣の投票がいよいよ25日0時よりAKB48公式サイト他でスタートした｡

2回目となる当選挙では､4月30日に発売された『AKB48 総選挙公式ガイドブック』を購入した人からは､10連予想(1～10位を予想)を募集しており､見事完全一致させると｢AKB劇場100発100中券｣と｢メンバーが使用したサイン入り選挙たすき｣がプレゼントされるという超太っ腹企画も実施している｡

"本家"国会議員の選挙に負けず劣らずの"政見放送"も行い､メディア露出以外では全メンバーにチャンスを与え､多方面から総選挙を盛りあげようと力が注がれているのが感じられる｡

そんな中､AKB48の仕掛け人であり彼女達がメインで出演する番組の全企画を担当している秋元康が､今回の総選挙について自身の見解･展望を包み隠すことなく『スポーツ報知』のインタビューで語っている｡

秋元康は､2009年初の試みだった第1回総選挙を振り返り､｢そこで初めてメンバーに緊張感が持てた｣と分析｡総選挙を通じて悪い流れに向かったら2回目は無いものと考えていたが､メンバーの気を引き締めることが出来た為､2回目が開催されることになった｡

とはいえ､メンバーには常に厳しく接する｡過去のアイドルユニットでは考えられなかったランク付けも､｢芸能界はこれが日常茶飯事なんだ｡順位が満たないものは出してもらえない｣と言い切る｡

では､秋元康自身が予想する総選挙の順位のイメージはどうなっているのか｡
結論から言うと｢まるで予測できない｣そうだが､｢トップテンのメンバーは想像がつく｣とやはり"メディア組"の上位獲得は今回も変わらないと考えている｡
それでも､｢僕が想像つかないような結果になると思う｣と"サプライズ"を期待しているのが正直なところ｡

次に話は､各メンバーに対するものへと進む｡
第1回の総選挙で､ファンの感情が最も露骨に現れた"前田コール"｡大島優子と前田敦子の名が挙げられていない中､2位発表の際､観客席から｢前田!前田!｣とアンチファンの声が鳴り響き､会場にいた人も後にそれを知った人も重い空気を感じずにはいられなかった｡

"前田コール"が起こったことについて秋元康は､
｢そういうアンチの中で戦った前田は強くなったし､魅力的になった｡その後も､彼女はアンチから後ろ指を指されないように努力したと思う｣との見解を示し､前向きに考えたことを明かした｡

だがその一方で｢メンバーの中には1位になりたくない子もいる｡アンチのプレッシャーがすごいので､できれば2･3位がいいと･･･｣と､厳しい風当たりを嫌うメンバーもいることも打ち明けた｡

そして秋元康は､AKB48に"欠かせない"人物として､高橋みなみの名を挙げた｡
｢高橋みなみがどこのポジションにいるかは大きい｡つまり､高橋みなみが下位の方にきてしまうと､プロデュースの方向性をもう一度考え直さないといけない｡なぜなら､AKBを愛したり､好きになれば好きになるほど､高橋みなみの存在の大きさが分かるからです｡キャプテンの彼女は､損な役回りをしてでも『AKBを盛り上げよう､メジャーにしよう』としてきた｡それをちゃんと認めてくれるのはAKB全体が好きなファン｣

確かに､高橋みなみは､ノースリーブスとして音楽番組に出演したり､バラエティ番組のゲストとして出演することはあっても､AKB48として番組に出る際はセンターに座る機会は少なく､前田敦子や大島優子のように単独でドラマに出演したり､篠田麻里子や小嶋陽菜のようにバラエティ番組の(単独)レギュラーを持っているわけでもない｡

しかし､メンバーやAKB48そのものを大切にしているが故の涙もろさや､努力家であることや高い歌唱力を持っていることなど､彼女の魅力を知れば知るほど自然と惹かれていく､それが高橋みなみという存在でありAKB48にとって貴重で無くてはならない理由なのである｡

秋元康が高橋みなみをチームAのリーダーに任命したのも､以上のようなファンからの高い評価を買ってこそ｡
彼が目指すアイドル像"歌とダンスに一生懸命になって夢を追いかけている少女たち"を体現しているのが､高橋みなみなのであるから｡

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