冬のサクラ
[第8話]
03/06放送

姿を消した萌奈美(今井美樹)を祐(草なぎ剛)と琴音(森迫永依)は山形まで探しに来る。2人は萌奈美を見つけるが、彼女はその場で倒れてしまった。


"冬に咲くサクラ"が見たいという母・萌奈美の願いを酌んで、琴音はこのまま山形の病院に入院することを勧める。

一方、航一の愛人・理恵(白羽ゆり)は航一(高嶋政伸)の気持ちを繋ぎとめようと必死になっていた。そんな理恵に航一は冷たく、暴力をも振るった。

萌奈美が見つかったという連絡を受けた航一(高嶋政伸)が萌奈美の前に姿を現した。「帰ってきてくれ」土下座をして必死で頼む航一に、琴音はキッパリと「ママはここに入院するんだよ」と言った。その言葉を聞いた萌奈美は山形で過ごす事を決める。こうして航一と琴音は東京へと帰っていく。

祐は、山形の病院に入院する萌奈美を見守ることを決意。山形での生活を始めるために、弟・肇(佐藤健)に荷物を送ってくれるように頼んだ。

それから間もなく、肇(佐藤健)が、祐の荷物を持って山形へとやってくる。肇は祐に、萌奈美が失語症の症状が出る可能性があることを伝え、「想いを伝えたいなら、なるべく早く伝えるべきだ」と助言した。

日に日に症状が悪化する萌奈美。次第に相手の言葉が認識できなくなってきていた。祐は医師から「やりたいことがあれば、今のうちにしておかれた方が良いと思います」と言われる。

そんななか、父親を名乗る人物・片岡雄一(篠田三郎)が祐の前に現れた。彼は「百合(祐の亡き母)に線香を上げさせて欲しい」と訪ねてきたのだ。初めは会わないつもりでいた祐だったが、会うことにする。

雄一は百合や家族への想いを祐に伝えると、貯金通帳と印鑑を置いて去っていった。それは雄一がコツコツ貯めたものだった。

雄一と話をした祐は、自分の気持ちを萌奈美に伝えないことにした。それよりも、今、萌奈美のためにできることをしようと決めたのだ。

その頃、東京では航一が突然姿をくらましていた。航一は萌奈美のところに来ていたのだ。誰かに取られるなら自分の手で殺してしまおうと考えた航一。メスを振りかざしたとき、祐が止めた。「萌奈美さんを愛しているなら、なぜ最後に彼女がやりたいことを理解してやれないんですか!」祐の言葉に航一は固まった。こうして航一は東京へと帰っていった…。


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キャスト
稲葉祐 / 草なぎ剛(くさなぎつよし)
今まで一度も恋をしたことのないガラス細工・・・
石川萌奈美 / 今井美樹(いまいみき)
冬に咲くサクラ「啓翁桜」を求めて山形県へ・・・
稲葉肇 / 佐藤健(さとうたける)
兄想いの祐の弟。
向井安奈 / 加藤ローサ(かとうろーさ)
肇の恋人。

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