PRICELESS(プライスレス)～あるわけねぇだろ、んなもん!～第9話あらすじ完全版

PRICELESS(プライスレス)～あるわけねぇだろ、んなもん!～

[第9話]

12/17放送

ハピネス魔法瓶の経営は順調で、二三男（木村拓哉）たちは大きなビルに移れるようになった。
模合（中井貴一）や彩矢（香里奈）はそれよりもアパートを出ようと言うが、二三男は居心地がいいと離れたがらない。

そんなある日、彼らに出資している広瀬（草刈正雄）は、二三男に広島ファンなのかと尋ねる。
二三男は１回しか会ったことのない父親と野球を観に行った時に、北別府のサインボールをもらったのだという。

一方、統一郎（藤木直人）は財前（イッセー尾形）に、ハピネス魔法瓶を潰すよう命じていた。

ある日、二三男たちのアパートに、ミラクルの顧問弁護士だという佃（近江谷太朗）が現れた。
佃は究極の魔法瓶の技術はミラクルが特許を持っていて、ハピネスには販売する権利がないと言う。
模合が調べると、辻（志賀廣太郎）が試作品を作った段階で、ミラクルが特許を申請していたらしい。

究極の魔法瓶は販売差し止めになり、ハピネスは唯一の収入源を絶たれた。

そんな中、二三男は広瀬に呼び出され、彼の会社へ行くと、そこには統一郎もいた。
広瀬はハピネスの収入の一部をミラクルに納めるという仲裁案を出すが、統一郎は徹底抗戦を宣言。

統一郎が出ていった後、広瀬は二三男に、なぜミラクルに入射したのかと尋ねた。
二三男はどこにも就職できず、ダメ元で受けたミラクルは最終面接まで行けたと答える。
最終面接の相手は先代社長の大屋敷（中村敦夫）だった。

それを聞いた広瀬は、かつて大屋敷から聞いた話を思い出す。
大屋敷は妻以外の女性との間に子供が生まれていたことを知り、一度だけ野球に連れていったらしい。
その子供に北別府のサインボールをあげたのだという。

二三男たちは新たに借りた事務所を引き払い、かつての事務所に戻る。
裁判沙汰に巻き込まれた工場は、取引先を失い、魔法瓶以外の仕事もなくなっていた。
そんな工場に仕事を提供するため、奔走していた模合は倒れて入院してしまう。

その様子を見た二三男は統一郎と会い、ミラクルで魔法瓶事業を復活させて、工場を救ってほしいと土下座した。
自分ON会社はどうなってもいいというのだ。
それを受け入れた統一郎に、自分はどうするつもりかと聞かれた二三男は、何とかなると答えるのだった。

二三男は工場の社長たちに、ミラクルで魔法瓶を作り続けられるようになたっと報告。
だが、辻たちは二三男と一緒にやっていきたいのだと言って、反論する。
そこに、模合が現れ、二三男の気持ちを分かってやってくれと言うと、辻たちも納得した。

だが、工場主たちがミラクルへ行くと、統一郎は魔法瓶事業を復活させるつもりはなく、彼らを営業や経理に配属させる。

それを知ったミラクルの社員たちは、SNSで工場主たちに同情する言葉を書き込み始める。
榎本（藤ヶ谷太輔）が「俺たちは会社の歯車じゃねー」と書き込むと、社員たちは続々と賛同した。

その後、統一郎は広瀬の会社へ行き、ハピネスの損失分は自分たちが挽回すると告げる。
だが、広瀬はミラクルから手を引くと言って、契約解除通知を突き付けた。
そして、広瀬は統一郎に弟の二三男を潰したかっただけだろうと言うのだった。

やがて、二三男たちのアパートに榎本がやってきた。
彼は二三男と一緒に働きたいから会社を辞めてきたと言う。
さらに、彼の後ろにはミラクルの社員たちが大挙していた。

その頃、ミラクルには誰一人出社してなく、全員の机の上に辞表が置かれていた。

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