PRICELESS(プライスレス)～あるわけねぇだろ、んなもん!～第10話あらすじ完全版

PRICELESS(プライスレス)～あるわけねぇだろ、んなもん!～

[第10話]

12/24放送

二三男（木村拓哉）のもとに、榎本（藤ヶ谷太輔）がミラクルの社員全員を連れてやってきた。
二三男は統一郎（藤木直人）に会って話してくると言うが、模合（中井貴一）は自分が行くと言う。

模合がミラクルの社長室を訪ねると、統一郎は外出していた。
財前（イッセー尾形）は模合土下座して、統一郎を助けてくれと頼む。
だが、模合は社員たちは自分の意志で辞めたのだから、どうにもできないと答えた。

業界内ではミラクルと連絡が取れないという噂が広まる。
マスコミもそれを嗅ぎつけ、ミラクルに良くないことが起こっていると察していた。
おかげで株価は暴落し、倒産の危機に陥ってしまう。

模合がアパートに戻ると、統一郎がいた。突然、やってきたらしい。
統一郎は自分の敗北を認め、先代が二三男を後継者に指名していたことを明かす。
さらに、二三男が自分の腹違いの弟であることも告げた。
それを聞いた二三男は今まで起きたことは、ただの兄弟ゲンカだったのかと笑顔を見せる。

二三男たちはミラクル再建のために取引先に向かうが、全く相手にされない。
工場主たちも、もうミラクルの製品は作る気などないと言うばかりだった。

一方、模合は究極の魔法瓶の特許侵害について調べるため、特許庁を訪れる。
すると、ミラクルのさまざまな特許の出願日が全て10月16日になっていると気付いた。
さらに、究極の魔法瓶の特許侵害の申し立てが取り下げられていることも分かる。

その夜、二三男と模合、彩矢（香里奈）はミラクルで究極の魔法瓶を作ることを考えていた。

翌日、二三男は広瀬（草刈正雄）のもとを訪れるが、今のミラクルへの出資はリスキーだと断られてしまう。
一方、模合はハピネスもミラクルも関係ないと言って、工場主たちを説得。
すると、辻（志賀廣太郎）は、前回以上の性能の魔法瓶を作ると言って賛同してくれた。

やがて、究極の魔法瓶はミラクルから発売された。
二三男が売り場にいると、能見（香川照之）が現れ、また記事にすると言ってもらえる。

究極の魔法瓶の売り上げは伸び、ミラクルの業績は回復。広瀬からの融資も決まった。

二三男は公園で統一郎と、炊き出しを食べていた。
二三男は久々に再会したホームレスたちの名前を呼んで、談笑する。
それを見た統一郎は全員の名前を覚えているのかと驚いた。
二三男は食事や仕事をする相手の名前を覚えるのは当たり前だと言う。

やがて、統一郎はもうミラクルに戻るつもりはないと言って、姿を消そうとする。
すると、模合は統一郎に誕生日を尋ねた。統一郎は10月16日だと答える。
ミラクル魔法瓶第１号に始まり、全ての特許は10月16日に出願されていた。
それは先代から統一郎への愛情だというのだった。

その夜、統一郎は二三男の部屋に泊まり、子供の頃のことを話していた。
統一郎は一度だけクリスマスに野球のグローブをもらったことがあったという。
だが、統一郎にはキャッチボールをする友達もいなく、父親も遊んではくれなかった。
しかも、もらったのはグローブだけで、ボールも付けてくれれば良かったのにと言う。

やがて、二三男はミラクル魔法瓶の社員全員を集め、統一郎の社長再就任を告げる。
社員たちが不満の声を上げる中、統一郎は二三男に促されて壇上に立ち、謝罪を始めた。

会場にいた倉内（佐戸井けん太）らは怒って、その場を出ていこうとする。
すると、統一郎は出ていこうとする社員の名前を呼んで、引き留めた。
そして、統一郎は再び頭を下げ、二三男も社員たちに彼を許すよう頼む。
それを聞いた社員たちは、ようやく統一郎のことを受け入れた。

会が終わり、二三男や模合、彩矢たちはミラクルを去っていく。
統一郎や榎本はまた貧乏生活に戻るのかと言うが、二三男は何とかなると言う。
別れ際、二三男は統一郎に北別府のサインボールを差し出した。

それからしばらくしたある日、二三男たちは北海道の雪山でテントを張っていた。
彼らは１週間前に雪の中に埋めた魔法瓶を掘り出す。中のお湯は熱かった。
１週間経っても冷めない魔法瓶を作ることに成功したのだ。
喜ぶ模合と彩矢に、二三男はもう１日、８日間冷めない魔法瓶を作ろうと言う。

12/24 第10話

12/17 第9話

12/10 第8話

12/03 第7話

11/26 第6話

11/19 第5話

11/07 第4話

11/05 第3話

10/29 第2話

10/22 第1話