SPEC(スペック)翔
[第1話]
10/08放送

警視庁特殊部隊SIT隊員の瀬文(加瀬亮)は聴聞会にかけられていた。
手順に従って突入したはずの倉庫で、部下の志村(伊藤毅)を撃ったと疑われたのだ。
瀬文は志村がなぜか突然自分たちに発砲してきたと証言。
自分に向かってきたその銃弾が、逆戻りして志村に命中したのだという。
そんなことがあるはずがないと一蹴され、瀬文は"ミショウ"に左遷となる。

係長の野々村(竜雷太)によると、もう一人、当麻(戸田恵梨香)という女性がいるという。
当麻は瀬文を見ると、あの不思議な事件の当事者かと興味深そうにあいさつをしてきた。

そこに、代議士の五木谷(金子賢)とその秘書の脇(上川隆也)がやってくる。
企業のオーナーも務める五木谷は翌日にグループ創立15周年パーティーを控えていた。
だが、冷泉(田中哲司)という占い師から、その席で殺されると予言されたという。
死にたくなければ、2億円払えと言われているらしい。

野々村はSPの手配をしようとするが、相手にされず、当麻と瀬文が警備に付くことに。
当麻はまず冷泉に事情聴取して、どんな方法で殺されるのか確かめようと言う。

冷泉が毒殺だと言うと、当麻は自分と瀬文のことも占ってほしいと頼む。
それが当たれば、冷泉の占いを信じるというのだ。
冷泉は紙に予言を書き付け、今夜の9時に開くようにと告げた。

だが、瀬文は相手にしようとせず、冷泉に逮捕状を突きつけた。
霊感にかこつけて、五木谷を恐喝したという容疑だった。
冷泉自身が五木谷を殺そうとしている可能性もあるというのだ。

その夜、餃子を食べに出かけた当麻の前に、元恋人の地居(城田優)が現れる。
すると、午後9時のアラームが鳴り、当麻は冷泉の占いを開いた。
そこには「運命の人と再会。餃子をがつがつ食べて吉」と書かれていた。
冷泉の予言は当たっていたことになる。

翌日、パーティーを前に全ての食材をチェック。どこにも毒物は混入していなかった。
だが、祝いに駆けつけた党の幹事長・管(児玉頼信)が樽酒を差し入れ。
チェックすると言われた管は怒り、自分が毒味すると言い出した。
それを見た脇は自分が飲むと言うが、警備の責任者として野々村が飲むことに。
結局、酒には毒物は入れられていないようだった。

だが、乾杯の直後、五木谷が苦しみ出し、命を落とす。
当麻や瀬文は犯人を探そうとするが、鑑定医からの連絡で死因は心臓麻痺と分かった。
過労によるものだろうと思われたが、当麻は納得がいかない。

ミショウに戻った当麻は半紙にヒントを書き出し、やがて「分かった」と告げる。

脇がパーティー会場に戻ると、先に当麻が来ていた。
当麻は毒殺と聞いて食べ物だとばかり思ったのが間違いだったと言う。
五木谷の死はカリウムの大量投与によるものだというのだ。
野々村の毒味に招待客の目が集中している隙を狙って、脇が五木谷に注射を打ったのだろうと当麻は言う。
検死の結果、五木谷の体にはインスリン注射用の痛みを感じない極細の針を刺した跡があった。

脇は素人の自分にそんなことができるはずがないと言う。
だが、当麻は脇の経歴を調べ、彼がかつて医師だったことを知っていた。

それでも、脇はその注射器はどこにあるのだと反論。
当麻は天井に投げて刺したのだろうと言い、見ると確かにそこには注射器があった。
すると、脇はテニスボールを天井に投げ、注射器を破壊。これで証拠はなくなったと言う。

だが、当麻は隠れていた瀬文を呼び出し、既に回収していた注射器を差し出させる。
脇が破壊したのはすり替えられた偽物だった。
開き直った脇は瀬文にテニスボールをぶつけ、二人とも殺すと告げる。

自分は進化を遂げた人間で、世界はそんな人間が仕切るべきだと言う。
タレント議員などに、政治を任せている場合ではないというのだ。

脇は当麻にもボールをぶつけ、続けて瀬文に向けて銃を発砲した。
だが、そこに謎の少年・一(神木隆之介)が霊のように現れる。
すると、銃弾は180度戻って、脇の体を撃ち抜いた。
瀬文が左遷させられるきっかけとなった事件現場で見たのと同じ光景だった。

その頃、冷泉は公安部の津田(椎名桔平)に拉致され、ある取引を持ちかけられていた。

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10/08 第1話

キャスト
当麻紗綾 / 戸田恵梨香(とだえりか)
ミショウの捜査官。IQ201の天才で、異常なほどKY。
餃子10人前を平らげる大食漢で、常にニンニク臭い。

過去にニノマエを逮捕しようとした際、爆発に巻き込まれ左手の手首から先を失った。
瀬文を仲間として心配、信頼している。

ニノマエが弟だと知るも、地居により記憶を幾度も書き換えられてしまう。
やがて全てを思い出し、弟殺しの罪を背負って生きることを決意、地居の命を奪う。
その際、ある能力が芽生えた。
瀬文焚流 / 加瀬亮(かせりょう)
ミショウの捜査官で、頑固で几帳面な軍人マニア。
元警視庁の花形である警視庁特殊部隊(SIT)の司令塔。
ひとりでニノマエに立ち向かうも、大量の毒を浴びて一時は意識不明に。
その後、目はほぼ見えないが回復し、当麻と共に地居を倒した。
吉川州 / 北村一輝(きたむらかずき)
組織犯罪対策部からミショウに異動になった刑事。
ミショウに所属していないパンチの部下を何故か引き連れて捜査にあたる。
関西弁で涙もろく、SPECを信じていない。
久遠望 / 谷村美月(たにむらみつき)
白昼の街中で起きたマシンガンによる殺人事件に巻き込まれた女子高生。
「犯人は全身黒ずくめで瞬間移動して逃げた」と証言した。
野々村光太郎 / 竜雷太(りゅうらいた)
ミショウの係長。柿ピー無しではいられない。
「無事これ第一」をモットーにトラブルに巻き込まれることを好まないが、ここぞという時には頼りになる。
正汽雅と交際しており、ありとあらゆる方法で結婚を迫られる。
雅を巻き込まないようにと、遠まわしに別れを告げる。
ニノマエに大怪我をおわされ入院したが、無事退院。
星慧(サトリ) / 真野恵里菜(まのえりな)
人の心を読むスペックを持つ。
能力には異常に脳を使うため、ある一定の睡眠が必要。
「世界各国の要人の寿命」を冷泉に予言させ、場合によっては寿命をコントロールすることで世界趨勢を把握し、支配して利益を得ようとしていた。
当麻・瀬文によって連行されるがその後は不明。
市柳賢蔵 / でんでん(でんでん)
ミショウの新係長。降格した野々村に代わり任命された。
後頭部を気にしている。

神戸明 / 宅間孝行(たくまたかゆき)
工事現場で働く男。
土木工事現場は神聖な場所だと考えている。

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