アンタッチャブル第1話あらすじ完全版

アンタッチャブル

[第1話]

10/16放送

触れてはいけない闇がある――。

朝。初出勤の日なのに遅刻しそうになり、小走りしていた鳴海遼子（仲間由紀恵）は、その途中で橋に川の中の八景島シーパラダイスから逃げ出した白イルカのスミダちゃんを見るために多勢の人が集まっている現場に出くわす。人々をかきわけながら橋を渡ったまさにそのとき、橋の欄干が外れ、人々が次々に川に落下するのを目撃した。

遅刻して出社した遼子は会社に到着するなりテレビのスイッチを入れる。テレビでは先ほど目撃した橋の欄干が落下した事件が大きく報道されていた。死者も出た模様だ。橋は双葉建設が施工したものだ。双葉建設といえば、以前から、報道ジャーナリストの有栖川スミレが「双葉建設の手抜き工事」を指摘しており、「放っておけば大事故が起こる」と予言していた建設会社だ。有栖川の予言は当たることで有名で、今回の件で「また予言が当たった！」とマスコミで話題になっていた。

遼子は元々、一流出版社・国民ジャーナルに勤めていたが、ある理由からクビになり、三流出版社「週刊アンタッチャブル」へ再就職したのだ。自己紹介のとき「一流紙から来たからって特別扱いしないでくださいね」と言いつつも、気持ちとやる気は一流を自負していた。

そんな中、週刊アンタッチャブルに「名なしの権兵衛」と書かれた封筒が届く。封筒の中には有栖川スミレと男が密会している写真が一枚入っていた。編集長の樫村（田中哲司）はさっそく遼子に有栖川を取材するように指示する。

さっそく専属カメラマン・鷹藤（佐藤智仁）と共に突撃取材を行なう。「密会写真」を見せると、有栖川は一瞬うろたえる表情を見せ、遼子はそれを見逃さなかった。そこに現れたのが「国民ジャーナル」時代の元同僚で元彼氏（？）の遠山四朗（要潤）だ。遠山は有栖川との独占インタビューを約束していた。有栖川は遠山を見つけると遼子に一言二言皮肉を言い、遠山と共に去ってしまう。

有栖川に相手にされなかった遼子は激怒！有栖川に徹底した張り込みを行ない、有栖川と一緒に写っていた男が橋の欄干事件の犯人だとわかると、再び有栖川を追求、その対応の不自然さから、遼子は、有栖川が事件に関わっていると確信する。

―スクープ！有栖川スミレの事故予言報道は仕組まれていた！―

遼子の書いた記事は話題になり、週刊アンタッチャブルは発行以来の販売数を叩き出した。編集長の樫村は大喜びだ。しかし、ここから有栖川スミレの逆襲が始まる。

橋の事故で犯人として逮捕された男・西園寺が警視庁内で服毒自殺してしまった。さらに有栖川は「双葉建設が施工した建造物で事故が多発する」ことを予言し、その通りに、全国各地で事故が多発したのだ！

有栖川の協力者である西園寺が死亡したのに事故は続いている。遼子は兄・洸至（小澤征悦）に相談した。遼子は国民ジャーナルをクビになり収入源が断たれ、現在、洸至（小澤征悦）のアパートに居候している。洸至は警視庁公安部に所属している刑事。遼子の問いに、洸至は「カルト組織の関与」をほのめかした。

洸至の調べで「ひので教団」が関与していることがわかると、洸至が止めるのも聞かず、遼子は教団に潜入して有栖川スミレの予言が的中するからくりを掴むが、教団から追われる羽目になり、ついには有栖川スミレから「鳴海遼子暗殺」の命令が出されるのだった…。

そんななか、有栖川に誘われて屋上へと上がる遼子。遼子は有栖川に「あなたは、殺人者です！」と言い放つ。「最悪です」という言葉がキッカケで「ひので教団」が動き出すことに遼子は気付いたという。

有栖川は事故に見せかけて遼子を殺害しようとするが、そこで洸至が助けにくる。そして園様子を鷹藤が写真におさめた。

遼子は有栖川に「名なしの権兵衛」について尋ねるが、有栖川は「世の中には知らない方がいいこともある」と警告し、隙をついて屋上から飛び降りた。

この件について遼子は記事を書くが、出版の際、「謎の組織」については削除されていた――。

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