アンタッチャブル第9話あらすじ完全版

アンタッチャブル

[第9話]

12/18放送

「能力開発塾」で塾長の江島（荻野目慶子）がナイフで刺された状態で、死体で発見される。その上、鷹藤が刑事（辻谷嘉真）を拳銃で撃ってしまう。鷹藤はそのまま逃走する。

片山は鷹藤がナイフを持っているところを見たという。警視庁は鷹藤を殺人容疑で指名手配した。

しかし、それでも遼子（仲間由紀恵）は高藤をかばう。しかし、兄・洸至（小澤征悦）は鷹藤の隠れ家が発見されたと言った。そこには、これまで起こった事件をファイルしたものがたくさん残されていた。やはり、鷹藤が名無しの権兵衛なのか…。

遠山編集長は「鷹藤くんはお兄さんを憎んでいた」と言うが、鷹藤の周囲を調べていた城之内たちの調査ではそんな情報はなかった。しかし、遠山の情報は片山から得た信憑性のあるものだという。

「お兄ちゃんの捜査情報も片山さんの捏造？」遼子は片山を疑うが、洸至は「有り得ない」とキッパリと断言する。「名なしの権兵衛のような高尚な理想の持ち主とは違う」と…。その言葉に、遼子は反論した。「私には幼稚で陳腐な怨念にしか思えない」。

そんなある日、鷹藤の隠れ家で片山の遺体が見つかった。「まだ、遼子は鷹藤をかばうのか？」洸至が心に刺さる。鷹藤は未だに行方がわからない。

「新党世界」設立のパーティーが行われる。その席に、永倉（寺島進）も招待されていた。そんななか、このパーティで名無しの権兵衛が毒ガステロを計画している可能性が高まる。遠山はパーティーの会場内を調べ始めた。毒ガステロを察知した警視庁もパーティー会場を警戒していた。

そんななか遼子に鷹藤から電話が…。遼子は、「名なしの権兵衛が、鷹藤を犯人に仕立て上げるために罠を仕掛けている」と鷹藤に逃げるように言うが、鷹藤は「罠だとしても、ヤツを止められるのは俺とあんたしかいないんだよ！」と。さらに鷹藤は「ずっと考えていたんだ。15年前に、あんたの家を爆発させる動機がある人間は誰なのか…。名なしの権兵衛は、あんたの兄さんだ！」と。呆然とする遼子の隣に、黒いスーツを着て洸至が立っていた…。

「ちょっと話がある」洸至は階上の一室に遼子を連れて行く。その途中で「俺が名無しの権兵衛だ」と告白した…。

名無しの権兵衛は、洸至だった。

洸至が子供の頃にさかのぼる。
洸至は父親から虐待を受けていた。その様子を母親は見て見ぬふりをする…。じつは洸至は母親と愛人の間に産まれた子供だったのだ！父親は妹の遼子ばかりを溺愛していた。「この町で孤独なのは俺１人だけなんじゃないか」洸至は思ったそうだ。いつも洸至は両親を殺すことばかりを考えていたという。

そんなとき、永倉に出会った。

その後、爆弾を使い、実際に両親を殺した。さらに、その秘密を知った鷹藤の兄を消すために、鷹藤の家も爆破したという。パーティー会場にいる全ての人を殺す計画を洸至は立てていた。永倉が会場を後にしたら、決行するという。

その部屋に永倉が入ってくる。「子供だけでも救って欲しいと…」。しかし、洸至はそれを許さなかった。

洸至は遼子に自分の拳銃を渡し、「止めたければ殺せ」と言う。

そのとき、パーティー会場で鷹藤が永倉を拘束、毒ガスの隠し場所を聞き出した。その後、警視庁の刑事が洸至と遼子の部屋になだれ込んでくる。洸至は捕まった。遼子は洸至の背中にすがり涙を流す。

「俺のために泣いてくれるのか…」
「だって、たった一人のお兄ちゃんだもの…」

一連の事件は、全て名無しの権兵衛＝洸至の行った犯行だった。永倉は洸至に言われるがままに動いていただけだったのだ。永倉にとって洸至は、触れてはいけない闇だったのである…。

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