アンタッチャブル
[第5話]
11/13放送

メチャメチャに荒らされた美鈴(芦名星)の部屋から鷹藤(佐藤智仁)は遼子(仲間由紀恵)を呼び出した。鷹藤は遼子の兄で警視庁の刑事・洸至(小澤征悦)にも通報するように伝える。この部屋で女性が殺されたのだ。美鈴が殺されたと誤解した遼子が慌ててかけつけるが、殺されたのは美鈴ではなく美鈴の“妹”だった。

大家から部屋を片付けるように言われた美鈴だったが、一件のショックからどうしても片付けに行くことができず、代わりに妹が部屋にやってきたのだ。犯人は美鈴の顔をよく知らない人間、もしくは、美鈴の殺害を依頼された人物の犯行だと推測できた。

しかし、このことは姉妹しか知らないはずなのに…。

美鈴の妹が殺害された一件を、遼子と鷹藤は引き続き取材したいと編集長・樫村(田中哲司)に直談判する遼子だったが、樫村は許可しない。代わりに、Jリーガー高城と人気アイドル・南彩香のスキャンダルをスクープして面白おかしく記事にするように指示した。

また、鷹藤がずっと怪しんでいた週刊アンタッチャブルの記者・城之内(酒井敏也)は盲腸を理由に仕事を休んでいるという。絶対に怪しい!!

高城と彩香は、じつは異母兄弟だったということが発覚し、世間で大騒ぎとなっていた。彩香は、「秘密を暴露したのが人気占い師・マーサに違いない」と告発していた。高城と彩香はマーサに相談をしていたのだ。ところが、ワイドショーでコメンテーターとして登場した楠田はマーサの犯罪説を疑問視するコメントを出す。楠田は全国規模の探偵学校を経営する探偵事務所の代表で、特に盗聴分野を得意としていた。イケメンの楠田に遼子は一目惚れ。樫村からの高城と彩香の記事を取材することを宣言すると、楠田に突撃取材を敢行した。

意外にも、楠田は遼子の取材をすんなりと受け入れ、高城・彩香宅の盗聴器を発見するべく調査にも同行が許可された。楠田が2人の部屋を調べると、コンセントの部分から盗聴器が発見される!! これで高城と彩香の会話がこの部屋で盗聴され、何者かによってスキャンダルが暴露されたことがはっきりする。

イケメンの楠田にすっかり心を奪われた(?) 遼子は、美鈴の部屋の調査も依頼する。すると美鈴の部屋からも盗聴器が発見される。さらに、美鈴のマンションと城之内のアパートが直線距離で約1kmということから、楠木は城之内が怪しいと進言する。さらにさらに俳優、タレント、アナウンサー、遼子の4人を監禁して立てこもり、その様子をテレビ中継させた後に自害した菅原が、城之内と同じ環境保護団体に属していることも発覚し、ますます城之内=名無しの権兵衛の疑惑が増していった。

翌日、遼子と鷹藤は環境保護団体へ行くと、ちょうど城之内が入り口から出てくるのに鉢合わせする。遼子と鷹藤を見つけた城之内は、「感心しないねぇ。深入りしないほうがいい」と言葉を残して立ち去っていった。

その後、遼子と鷹藤はマーサを取材する。取材に来た遼子をマーサは無料で占ってくれるという。遼子が手を差し出すと、マーサは、最近、運命の男性と出会ったことを告げ、「赤い水が青に変わるとき、運命が転がりはじめます」と予言する。さらにマーサは「貴女の両親を殺した犯人は罪を償わないでいる」と告げた。遼子の両親は彼女が15歳の時、爆破火災で亡くなったのだ。犯人は未だに捕まっていない…。

自分の過去をピタリと当てられた遼子は驚く。さらにその後、噴水のある広場に来たとき、赤色にライトアップした噴水が青色に変わる。その時、楠田が遼子の前に現れる…。運命を感じる遼子を楠田は食事に誘う。さらに、遼子の誕生日には「2人で祝おう」とデートに誘った。

すっかり楠田に夢中の遼子だったが、鷹藤は冷静に事件を観察していた。

鷹藤は「もう一度洗いなおそう」と遼子に進言するが、楠田を疑っている鷹藤を不快に感じ、別々の行動をとりはじめる。そんな鷹藤は「城之内を信じる」というのだ。結局、鷹藤は城之内のアパートを調べに向かい、遼子は楠田とデートに急いだ。

楠田と遼子は、楠田がオフィス兼住まいとして使っているホテルの一室で遼子の誕生日を祝っていた。シャンパンでお祝いをする遼子と楠田だったが、突然、楠田は美鈴の一件について話し始める。楠田は「やはり城之内が怪しい」と言い、「これ以上、関わらないように」と遼子を心配した。楠田の言葉を聞いた遼子は、急に鷹藤のことを思い出す。彼は単独で城之内のアパートを調べに向かったのだ。遼子は楠田に侘びを言うと、すぐにホテルを飛び出し、鷹藤の携帯電話に連絡をする。鷹藤の携帯に出たのはなんと城之内だった。城之内は「鷹藤のことが心配なら、環境保護団体のビルの前へ来るように」と言って電話を切った…。

鷹藤の身に危険が!? 遼子が環境保護団体のビルの前に行くと鷹藤は車に乗っていて元気。しかも後部座席には城之内が乗っていた。その様子に驚く遼子に、鷹藤と城之内は、マーサ、楠田、菅原は環境保護団体の役員で固い絆で結ばれて事実を突きつける。城之内自身も環境保護団体に所属していたが、近年、政治色が強くなったことから脱退したというのだ。城之内は環境保護団体の関与を疑い、美鈴の件を単独で調査していたという。マーサと楠田は、そんな城之内を犯人に仕立て上げたのだった。さらに、環境保護団体には永倉ホールディングスから、多額の資金が流れているらしい…。

アンタッチャブルのオフィスで遼子、鷹藤、城之内が事件を整理していると、鷹藤の携帯電話に遠山(要潤)から連絡が…。「病院に入院している美鈴と連絡が取れなくなったので見に行って欲しい」と頼んできたのだ!

遼子、鷹藤、城之内が病院に駆けつけると、美鈴はまだ無事だった。鷹藤と城之内が急いで美鈴を保護し病院から連れ出す。遼子が美鈴の荷物を鞄に詰め込んで後から病室を出ようとした時、黒い皮の手袋をはめた楠田が病室の入り口に立ちはだかった。

美鈴の妹を美鈴と間違って殺害したのは楠木だったのだ。楠木は名無しの権兵衛から美鈴の殺害を依頼されたという。そして今度は遼子をナイフで殺そうとしていた。

「名無しの権兵衛が私を殺せと言ったの?」遼子の必死の問いかけに、楠田は「独断で決めた」と言う。美鈴よりも遼子のほうが危険な存在だと判断して殺しに来たのだった。さらに名無しの権兵衛の正体を尋ねるが楠木は「事件をもみ消そうとする人物だ」としか答えない。

その時、鷹藤が病室に戻ってきた。鷹藤は楠田のナイフを取り上げようとするが、逆に一撃を食らい気絶してしまう。楠木のナイフが遼子に迫ったその瞬間、数発の銃弾と共に楠田は崩れ落ちた。鷹藤の通報で洸至が駆けつけ楠田に発砲したのだ。

間一髪のところを救われた遼子に、洸至は「これ以上、この件に関わるな」と怒鳴りつけた。そして「これ以上関わったらお前たち、死ぬぞ…」と、取材を止めるように言うのだった。その時、洸至の携帯に着信が…。それは、マーサが自室で自殺をしたという知らせだった。

結局、美鈴は遠山が自室のマンションにかくまうことになった。編集室に戻った遼子は今回の事件を記事にまとめはじめる。

しかし翌日の誌面に遼子の記事が載ることはなかった。樫村に潰されたのだ…。理由は、永倉ホールディングスが週刊アンタッチャブルの大スポンサーだからだ。遼子の記事には永倉ホールディングスの慈善事業の闇をうかがわせる内容が書かれていたからボツにしたと樫村は言い切る。

そこで遼子と鷹藤は、直接、永倉ホールディングスの社長・永倉(寺島進)と直接話をすることを試みる。偶然、永倉と会うことができた遼子だったが、結局、話をする機会は得られなかった。

すると、永倉ホールディングスに樫村が現れたではないか!? 樫村を見た遼子は楠田の言葉を思い出す。

「名無しの権兵衛は事件をもみ消そうとする人物…」。遼子は樫村を疑った…。

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10/23 第2話


10/16 第1話

キャスト
鳴海遼子 / 仲間由紀恵(なかまゆきえ)
三流週刊誌『アンタッチャブル』の記者。 ・・・
鷹藤俊一 / 佐藤智仁(さとうともひと)
『週間アンタッチャブル』専属カメラマン。・・・
遠山史朗 / 要潤(かなめじゅん)
『国民ジャーナル』記者で、将来の幹部候補・・・
巻瀬美鈴 / 芦名星(あしなほし)
『週刊アンタッチャブル』記者。手段を選ば・・・
西尾里香 / 浦野一美(うらのかずみ)
『週刊アンタッチャブル』記者。
城之内仁 / 酒井敏也(さかいとしや)
週間アンタッチャブルの記者。
中原誠 / 田中要次(たなかようじ)
週刊アンタッチャブルの記者。
鳴海洸至 / 小澤征悦(おざわゆきよし)
遼子の兄。正義感の強い刑事。お金のない遼・・・
樫村秀昭 / 田中哲司(たなかてつじ)
『週刊アンタッチャブル』編集長。売り上げ・・・
/ 寺島進(てらじますすむ)


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