長友､次の舞台はセリエA!! エースキラー争奪戦を制したのは!?〔W杯〕

W杯南アフリカ大会での活躍が世界の注目を浴びた日本代表DF長友佑都(23=FC東京=)が､来季からイタリア･セリエAに昇格するチェゼーナに移籍する可能性が高いことが7日､分かった｡
近日中にも完全移籍のオプションつきレンタル移籍で正式契約する見通しだ｡
イングランド･プレミアの強豪バーミンガムを筆頭に､ボローニャ､マジョルカなど欧州複数クラブが繰り広げた争奪戦を制したのは､日本国内では知名度の低い小さなクラブだ｡

岡田ジャパン16強入りの立役者､不動の左サイドバック長友はセリエAを次の戦いの舞台に選んだ｡
ACチェゼーナのミノッティ強化部長は｢月曜に長友のエージェントと会い､決定的な会合を持つ｣(スポニチアネックスより)と明言した｡
7日付の地元ガゼッタ･デロ･スポルト紙も｢チェゼーナに長友あり!移籍は秒読み｣と顔写真付きで報じるなど､早くも歓迎ムードに沸いている｡

ACチェゼーナは1940年設立のクラブで､近年は90～91年を最後にセリエAから遠ざかっていたが､09～10年にセリエBを2位で終えて20シーズンぶりのセリエA昇格となる｡
バーミンガムなどと比較すると､オファーがあったクラブの中でも下位のクラブなのだが､
外国人出場枠が2枠から1枠に削られたセリエAにありながらも､長友のDFとしての実力を高く評価し熱烈なラブコールを送り続けたチェゼーナのオファーに､
出場機会が確保でき､強豪相手にDFとして実力をアピールできる場が得られるとして長友が応えたものと考えられる｡

現在､長友は静養中で､10日から練習を再開する予定｡
一方､チェゼーナでは14日から第1次サマーキャンプを予定していることから､週明け早々にはイタリアに向かい､正式契約を結ぶものと思われる｡
セリエAに日本人DFが挑戦することは長友が初となる｡

豊富な運動量と日本人離れしたフィジカル｡そして何よりも､絶対に引けをとらないというガッツあるプレーで日本中を魅了した長友｡
最近はテレビ出演などで笑顔を振りまいていたエースキラーは､新天地を前に再び闘志を燃やす｡

(2010年7月8日)

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