サッカー日本代表･松井大輔のスポルティング完全移籍が決定的に

グルノーブルの日本代表MF松井大輔がポルトガルの強豪スポルティング･リスボンに複数年契約で完全移籍することが決定的となった｡
複数の関係者によると､松井の条件面などでの交渉は大筋合意に達しており､移籍金を含むクラブ間での交渉が合意となれば近いうちに正式発表となる見通し｡

W杯での活躍を受け､激しい争奪戦が展開された松井大輔｡
関係者によるとスペインのラコルニャ､フランス国内ではリール､バランシエンヌがグルノーブル幹部と交渉を持ったという｡
そんな中､今季のポルトガルリーグ制覇と来季の欧州CL出場を目指すスポルティングが正式なオファーを出した｡

スポルティングは国内リーグ優勝18回､カップ戦優勝19回を誇る名門クラブ｡

｢自分が一番輝ける場所、成長できる場に身を置きたい｣(スポニチアネックスより)

C･ロナウドやフィーゴら世界有数のドリブラーを下部組織から生み出したスポルティングこそ､日本が誇るファンタジスタにふさわしい場所と言えよう｡

交渉の最終段階に入るため､松井は日本でのオフを終えた22日にフランスへ発った｡
6年を過ごしたフランスで､欧州でも一定の評価を得れるようになった｡
しかし､更なるステップに上がるためには､よりレベルの高いクラブ､より過酷な戦いの地に身を投じるより他はない｡

｢新天地でもみんなを感動させたい｡自分の経験を代表にも還元させたい｣

日本代表チームの躍進のためにも､松井は欧州屈指の名門で大きな成長を遂げてくれよう｡

(2010年7月23日)

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