本田圭佑･松井大輔が直接対決!! 激しい試合にライバル心むき出し!?

ロシアリーグ史上初めて､"日本人ダービー"が実現した｡

26日､日本代表MF本田圭佑と同MF松井大輔が対戦し､本田の所属するCSKAモスクワが､アウェーで松井の所属するトムを3-0で勝利｡
注目の対戦は本田に軍配が上がった｡

先発として8試合ぶりに左MFに入り積極的にゴールを狙った本田｡

前半11分には左サイドをドリブルで突進し左足を振り抜いた｡
後半18分と30分に得た直接FKの好機では､ボールをともに壁に当てて失敗したが､後半29分にはMFオリセーの左からのクロスにファーサイドで勢い良く飛び込みシュート｡

惜しくも相手GKに阻まれゴールとはならなかったが､久しぶりに攻撃的ポジションで起用され持ち味を発揮した｡

本田は終了間際の後半ロスタイム､DFのA･ベレズツキの右サイドからのクロスにペナルティーエリア内中央で反応｡
ボールは伸ばした右足ではなく軸足の左太腿に当たると､ゴール前へ｡
FWネチドがゴールに押し込み決定的な3点目をアシストした｡

ラッキーな形で今季3アシストを記録した本田は､
｢最後のところで絡める方が自分らしいと思ってるんで､充実感はボランチでやるよりいいですよ｣(スポニチアネックスより)
と満足げに試合を振り返った｡

一方の松井も､後半16分に左サイドからのクロスで決定機を演出､29分にはロングボールに走りこんでボレーシュートを放つなど､大敗したチームの中で本田に負けじと輝きを見せた｡

後半32分に退いた松井は試合終了後､本田とユニフォームを交換｡
互いの健闘を誓い合った｡

初の日本人ダービーを制したロシアリーグの"先輩"本田だが､
｢いかなる状況でも勝ち点を獲ることがチームのタスク(役割)なら､点を取ることがオレのタスク｣(同)
とあくまで得点にこだわる姿勢を見せた｡

異国の地で切磋琢磨する二人｡
10月8日のアルゼンチン戦では､味方同士として華麗なコンビネーションを見せてくれることだろう｡

(2010年9月27日)

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