｢ドラゴンボールの悟空のようだ!!｣長友佑都､新天地で大人気

J1FC東京からセリエA･チェゼーナに移籍した日本代表DF長友佑都は25日､セリエC1のペルゴ･クレーマとの練習試合に左サイドバックで先発し､新天地デビューを果たした｡
試合は0-0で引き分けとなったが､後半11分に交代するまで精力的に走り続けるその姿に､
サポータからはドラゴンボールの｢悟空｣に例えられるなど､つかみは良好だったようだ｡

シーズン前のキャンプに合流して3日目｡
格下クラブとの練習試合に､FC東京､日本代表と同じ背番号5をつけて先発した長友は､持ち前の運動量で上下を問わず走りまくった｡
前半12分にドリブルで攻め上がり､最初のクロスを上げた｡
｢エースキラー｣の名を手にしたW杯南ア大会では守備に徹していたが､この日は味方の攻撃時には上がりっぱなし｡
前半終了間際に初めてファウルを犯すと､約200人の観衆から喝采を浴びた｡

｢ダイナミックなプレーをする!｣

｢(ドラゴンボールの)悟空のようだ!!｣(サンケイスポーツより)

長友のプレーを見たサポーターたちは､長友の期待通りかそれ以上のプレーに大絶賛｡
新戦力の品定めをしたフィッカデンティ監督は､

｢まだ足は重いが､良いシーンもあった｡最初の試合でペースに乗ってくれた｣(同)

と及第点を出した｡
26日付のコリエレ･デロ･スポルト紙は｢チームはいまいちだが､ナガトモは抜群｣と見出しをつけて､
｢昨日の試合のプラスは長友､マイナスはFWマロンガ｡長友はやる気満々｣と持ち上げるなど､現地記者の目からも好評価を得られたようだ｡

長友自身も､

｢日は浅いけど､身ぶり手ぶりや､教えてもらった言葉でコミュニケーションを取っています｡すごくいい経験でした｣

と新天地でのプレーに手ごたえを感じている様子｡
自らゴリラを名乗る長友は､戦いの舞台を変えて｢大猿｣となれるだろうか｡

次戦は28日の地元アマチュアクラブとの対戦となる｡

(2010年7月27日)

その他のSOCCERニュース