悪夢ちゃん
[第6話]
最近、小学生の連続誘拐殺人事件が発生しており、近隣でも被害が発生する。彩未（北川景子）の勤める小学校でも警戒が呼びかれられていた。11/17放送
校長がその話をしている最中に、彩未のクラスの莉音という女生徒が倒れる。彼女が習っているバレエの発表会を前に無理なダイエットを行っていたのが原因だった。しかし「倒れた事を絶対に母には言わないで欲しい」と莉音は言う。
バレエをやっている莉音は、発表会前の無理なダイエットが祟ったか、倒れてしまったよう。自分のために毎日苦労して働いてバレエを習わせてくれている母に心配かけたくないというのだ。母親は「莉音には才能がある」と言い「自慢の娘」と言い切っていた。
倒れた莉音の夢札を“獏”で取った琴葉（優香）は、それを解析してもらうために志岐（GAKTO）に見せる。莉音の夢札は発表会で失敗する夢。そして母親に叱られる夢だったのだ。
「これは無料相談ではない。必要なのは結衣子の夢札であって、他人のものではない」と山里は怒り出すが、琴葉も引き下がらなかった。琴葉の言い分に志岐も納得する。
翌日、琴葉は彩未に「莉音が母親の支配を受けているのではないか」と説明する。そして「目に見える暴力ならまだ保護することもできますが、心の支配は一生つきまとうんです」と続けた。自分の努力を娘に押し付ける母親――琴葉にはそれが理解できた。なぜなら自分がそうだったからだった。
そんなある日、結衣子が悪夢を見る。夢に現れたのは莉音だった。舞台で白鳥の湖を踊っていた莉音の顔が、突然、一緒にバレエを習っているクラスメイトの未来の顔に変わったのだ。
そこへ莉音の母親がやってきて悪魔へと変身し鎌を振り上げた。真っ二つになった白鳥。それは白鳥の未来と黒鳥の莉音だった。さらにその悪魔をなぜか夢王子が刺す。さらに夢王子を黒鳥が襲った。さらにそこに河童が現れて、倒れていた未来の翼を持っていってしまう…。
家に訪ねて来た志岐に「莉音の事を知らないか」と彩未が尋ねると、志岐はわずかに動揺するが「知らない」と答える。そして逆に「結衣子の夢に出てきたのか」と尋ねてきた。
莉音の母は、娘の発表会の衣装を買って来てくれた。大喜びする莉音だったが、なんとその衣装が未来と全く同じものだったのだ。
彩未と結衣子は莉音たちの舞台を鑑賞することにするが、会場には琴葉の姿もあった。
ところが莉音が踊っている最中、突然チャイムが鳴り響き、その音に動揺した莉音が倒れてしまった。莉音の母親は「もう一度躍らせて欲しい」と先生に訴えるが、「そんな時間はない」と言われてしまう。
次に未来の演技が始まった。その姿に観客から拍手が起こると、莉音の母親は「未来の家が金を使って莉音を妨害した」と言い出し泣き出した。
未来が白鳥に、莉音が黒鳥になったというのか？
その日、保健室に来た莉音。彼女を心配して結衣子が後を追いかけてくる。琴葉は結衣子に「放課後話がある」と誘い出すと薬を飲ませて眠らせ、獏で結衣子の夢を奪った。
その頃、莉音は未来を川辺に呼び出し、ナイフを突きつけると「あのチャイムはあなたがやらせたのでしょう」と激怒していた。莉音は未来をナイフで脅すと未来をボートに乗せて、係留していたロープを切った。
突然未来が悲鳴を挙げた。なんと未来の乗ったボートに男が乗り込んでいたのだ！
慌てた莉音は琴葉に助けを求めに行く。一方、目を覚ました結衣子は彩未に助けを求めに行った。
琴葉は結衣子の夢札を志岐に渡し解析してもらう。そして河童と化した犯人の写真を警察に提出した。
バレエ教室の先生がその男が発表会の舞台照明を担当していた男に似ていると証言。未来はその男“河端”の自宅で発見された。
警察によって保護された未来と両親の対面に結衣子と彩未は立ち会う。結衣子は「最初に学校に知らせたのは莉音だった」と未来に伝えた。
こうして事件は一件落着した。
その夜、彩未は無意識のうちに字を書き始める。“黒鳥はお前だ。お前の罪を思い出せ”と。覚醒した彩未は幼い頃の罪を思い出す。それは友だちのお母さんをホームから突き飛ばし死なせた過去だった…。
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表向きは「いい先生」だが、実は腹黒い小学･･･
「予知夢」で未来が見えてしまう少女。通称･･･
結衣子の祖父・古藤万之助の助手で、夢研究･･･
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