悪夢ちゃん
[第8話]
12/01放送

「友だちの母親をホームに突き落として殺した――」幼い頃の過去を思い出し悩む彩未(北川景子)は、学校に辞表を提出する。しかし甘澤校長(キムラ緑子)は、「辞めるなら、教師として理由を生徒に納得させなければならない」と言われてしまう。

小学校では、「予知夢を見たという人間が誰か」で話題になっていた。ネットに顔に修正が結衣子(木村真那月)の写真が流出したのだ。古藤教授(小日向文世)は志岐(GACTO)を怒鳴りつけるが、結衣子は「志岐と一緒に居る」と言うのだった。

彩未は琴葉(優香)から樋口杏奈(春名風花)について相談される。琴葉は、杏奈が家庭内暴力を受けているのではないかと言うのだ。夜、眠っている父親から暴力を受けていたのだ。その時、父親は必ず“弓を射るような仕草”をみせるという。父親は熟睡しているため、夜のことを全く覚えていなかった。

そんななか、彩未は古藤教授に「小学校に辞表を提出した」と告げ、自分の過去を告白する。彩未の話を聞いた古藤教授は「それはファンタジーだ」「それは君の見た夢なのだよ」と言い切る。そして「そのお母さんは線路に落ちた子供を助けようと咄嗟に線路に下りたんだ」と告げた。じつは友だちのお母さんは古藤教授の妻だったのだ。だからこそ事実を知っていたのだ。古藤教授は彩未に結衣子を救ってほしいと懇願する。「あの子は知らない。何も知らずに今も大好きな彩未先生が助けに来てくれることを待っている。私じゃ、ダメなんだ!」と彩未に訴えた。

志岐の研究室に乗り込んだ彩未に、結衣子は「杏奈を助けて」と懇願する。結衣子は杏奈の夢を見たのだ。それは杏奈が父親を電車が入ってくる線路に突き落とす夢だった…。

かつて父親はクラブの女に入れ込み会社の金を横領していた。それに気付いた彼の上司は父親を脅迫し言うことを聞かせていた。父親の話を聞いたクラブの女は上司を練炭自殺に見せかけて殺す事を実行し、父親は殺人をほう助していたのだった。夢遊病中に見せる弓を射る仕草は部屋の隙間にテープを貼る仕草だったのだった。

事実を知った母親は、父親と一緒に警察に向かう途中の駅で、父親を線路に突き飛ばそうとする。しかし間一髪、彩未が止めに入った。彩未は母親に「そんなことをしても杏奈さんを助けることにはなりません」「子供が切り開く未来を勝手に暗くしないでください!」と叱る。彩未の言葉は母親の胸に深く染み込んでいった…。

自分を苦しめていた過去の事実を知り、彩未は自分の使命を悟る。小学校に出向いた彩未は校長に辞任の撤回を申し出る。そして認められた…。
12/15 次回予告


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キャスト
武戸井彩未 / 北川景子(きたがわけいこ)
表向きは「いい先生」だが、実は腹黒い小学校教諭。
父兄にも子供たちにも大人気だが、愛や絆などは信じないという現実的な性格。
予知夢で未来をしることができる「悪夢ちゃん」を担任として受け持つことになり、「なんとかして、助けて」といわれて仕方なく事件の謎を解くために奔走する。
古藤結衣子(悪夢ちゃん) / 木村真那月(きむらまなつ)
「予知夢」で未来が見えてしまう少女。通称「悪夢ちゃん」。

志岐貴 / Gackt(がくと)
結衣子の祖父・古藤万之助の助手で、夢研究者。
自分の野望のために彩未を利用し翻弄させる。
また、彩未が夢の中で作り上げた理想の造形美を持つ「夢王子」でもある。


平嶋琴葉 / 優香(ゆうか)
彩未の同僚である小学校教諭。人間には二面性があると思っている。
彩未にも何かあると疑い探るが、協力もしていく。

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