魔女裁判
[第3話]
いずみ（加藤あい）の娘・舞（磯野光沙）が、通っている幼稚園から連れ去られた。舞に持たせたGPS機能付きは、都内のキャッスルヒルズホテルを示す。いずみと徹はタクシーを走らせた。05/09放送
ホテルに到着したいずみと徹は舞を探すが見つからない。「もう一度、鳴らしてみましょう」徹が舞の携帯電話に電話をすると、どこからか舞の着信音が…。舞の携帯電話を見つけたいずみは舞の姿が見えず困惑する。
そこに自宅から電話が入る。なんと、幼稚園には祖母が迎えにいっており、既に舞は帰宅していると言うのだ。
その電話の直後、今度はいずみの携帯電話に黒川（鈴木亮平）から電話が入る。なんと声をいずみの声に変えて…。黒川はいずみに「鏡子（石田ゆり子）を無罪にするよう」と脅した。
一方、そのホテルには、鏡子の娘・遥（忽那汐里）に話を聞くために香織（比嘉愛未）がやって来ていた。徹といずみがエレベーターで降りてきたところを香織は目撃、2人の関係を誤解してしまう。
香織は鏡子の娘・遥から話を聞き、彼女から東条が亡くなる4時間前に遥が撮影した写真を見せてもらう…。
クタクタになった徹が自分のアパートに戻ると、注文した請求書とＴシャツが届いていた。請求書には100万円の文字が記載されていて、思わずその場によろめく。
そこへ黒川から電話が入り、「100万円の報酬を受け取るか、借金を背負って必死にＴシャツを売りさばくか、よく考えるように」と言われる。
――公判四日目。
裁判員の評議室に入った徹は、皆が見ている新聞を目にして驚いた。1面の記事で「柏木鏡子、無罪か」という記事が載っていたのだ。そして、その記事は香織が書いていた。
驚いた徹は、裁判所に来ていた香織を捕まえ「柏木鏡子を信用するな！」と声をあげる。
しかし、キャッスルヒルズホテルで徹としおりが一緒に出てきたところを目撃している香織は「暫く、会わないようにしましょう」を言って去っていった…。
第4回の公判が始まった。
そこへ突然、傍聴席に男が入ってくる。その男はいきなり「この魔女め！」と叫んだ。
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自称“ストリート系デザイナー”だが、それだけでは生活できないためフリーターを続けている24歳。貧乏だが人生を悲観しない明るいお調子者で、優しい性格。裁判員に選ばれ落ち込むいずみを懸命に助けようとするものの、次々と危険な出来事に巻き込まれていき、はじめは日当が出るから喜んでいる程度だった気持ちに、次第に事件を解決しようという使命感が生まれていく。
エスカレーター式で短大まで卒業したお嬢様育ち。現在は、卒業後に入社した会社で出会った男性と結婚し、一児の母となっている。日々、一人娘の舞を優れた学校に入学させたいと“お受験”と奮闘中。優しい性格のため、「自分には人を裁くことができない」と裁判員に選ばれたことを思いつめる。次々と降り掛かる危険な出来事から助けてくれる徹を、頼るようになっていくが…。
東西新聞入社2年目の記者で、徹の大学時代からの恋人。自分にはない感性を持つ徹に惹かれている。徹が裁判員となっていることを知らず、法廷で驚く。被告人である柏木鏡子の独占取材でスクープをとることがきっかけで、鏡子に親しみを覚えていくようになるが、反対にいずみのことを気にかける徹に対して不信感を募らせていく。
不審死を遂げた東条総一郎の愛人。銀座の高級クラブで働いていたところを東条に見初められ、愛人となった。容疑者として逮捕され、起訴されている。男女問わず人を惹き付ける、少女のようなあどけなさと大人の気品を持ち合わせている魅惑の女性。10年前にも夫を事故で亡くし保険金を手にしているため、マスコミや世間からは“魔女”と呼ばれるようになる。
被告人・柏木鏡子の一人娘で、母の無実を信じ続ける健気な少女。10年前に父親が死んでからは母一人子一人で育ち、公判中も弁護士の進藤とともに母を支えている。
裁判員に近づいて評決を買収しようと企む謎の人物。裏の情報に精通している。米国で陪審コンサルティング会社に務めていたというが、その真偽は不明。部下に特殊分野のエキスパートを抱え、大胆かつ冷徹に行動する完璧主義者。
裁判員に選ばれた、売れっ子のキャバクラ嬢。周りに流されやすいタイプだが、恋愛には一途。資産家の恋人との結婚をそろそろと考えているが…。
黒川が率いる謎の組織で参謀を務める美女。黒川からの信頼も厚く、彼の右腕として行動している。
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