｢笑っていいとも｣年末特番用にヤラせの仕込み!?

これまで度々､"ヤラセ疑惑"が浮上してきた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)｡

過去に､"ヤラセ疑惑"が浮上したのは､2009年2月16日に歌手･青山テルマが､｢テレフォンショッキング｣に初出演した時のこと｡
トークの途中で､会場から突如､
｢歌って!｣
と､青山テルマにその場で歌うことを求める声が｡

ところが､青山テルマは､
｢いま､あの……､『いいとも！』さんの人(スタッフ)が客席の人に『歌ってって言って』って｡ビックリ!｣
と発言｡

少々焦ったタモリは､
｢誰だ､そういうこと言ってるヤツは!｣
と冗談交じりに話を終えようとしたが､青山テルマは､
｢えーと､あの方です｣
とスタッフを指差しつつ､
｢もう見ちゃいました｡ショックだわー｣
とポツリ｡

タモリは笑いながらも､
｢変な指示を出すな｣
と厳しい目でスタッフを注意した｡

上記は一例であり他にも疑惑はいくつも浮上しているが､直近でも2010年12月28日放送回でみたび事件は起きた｡
事件が起きたのは､人気コーナー｢お笑いニートを救え!ギャグマーケット｣｡

同コーナーは､若手芸人達3～4組が1組ずつネタやギャグを順番に披露し､最終的にお気に入りのギャグをタモリ含むレギュラー陣(バイヤー)は｢買いたい｣か｢買わない｣かで判定するといった内容｡
しかし､2010年最後の回はその判定を観客100人がボタンを押して判定する形が取られた｡

さらに､今回の優勝者は翌日の特番『笑っていいとも! 年忘れ特大号!』への出演権を獲得するということになっており､出場する若手芸人達は気合十分｡

しかし､観客100人が押したボタンの数を表示する"電光掲示板"が､観客が押す前に表示されてしまったのだ｡

同日登場したのは､昨年年末に開催された『M-1グランプリ2010』で2位に輝き､知名度を一気に上げたスリムクラブ｡

プチマツコ･デラックスのネタでブレイク中の北条ふとし､『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の｢博士と助手～細かすぎて伝わらないモノマネ選手権～第15回大会｣で優勝した経験を持つ､アナログタロウ｡

そして､『SPACEBATTLESHIP ヤマト』の木村拓哉のネタを見せて話題となっている､もっぷんの計4組｡

1番手で登場したスリムクラブは､堂々の｢91｣点を獲得｡
かなりの高得点に会場も沸いたのも束の間､電光掲示板の表示が突如｢91｣から｢84｣に｡

その表示は一瞬で消え､何事もなかったかのように2番手の北条ふとしが登場｡
自慢のマツコネタを披露し､会場の投票を待つことになった｡

その時､ついに事件は起きたのだ｡
さも現在集計したかのように､先程表示された｢84｣の文字が電光掲示板に再登場したのである｡

会場･出演者陣も気付いていたのか､進行役の大竹一樹は焦るかのごとく3番手のアナログタロウを紹介｡
その後は､大きなハプニングもなくアナログタロウが｢88｣点､もっぷんが｢92｣点｡
結果､もっぷんがスリムクラブより1点勝り､優勝を勝ち取り､晴れて翌日の特番『笑っていいとも! 年忘れ特大号!』への出演権を獲得した｡

｢84｣点が誤って､先に表示されてしまったが､北条ふとしが優勝したわけでもなく､むしろ最下位だったため"偶然"と言われたらそれまでといったところ｡

しかし､翌日の特番で更に疑惑が加速し始めたのだ｡

挑戦権を獲得したもっぷんは､特番の大目玉｢ものまね歌合戦｣のオープニングアクトとして登場し､早速､昨日会場を沸かせた映画『SPACE BATTLE SHIP ヤマト』の木村拓哉ネタを披露｡

｢ものまね歌合戦まで3､2､1｡せーの｡波動砲発射!｣
と"開会の言葉"を堂々とやり遂げたのだ｡

だが､いくら何でも番組の流れにマッチしすぎではないだろうか｡
出場権獲得の際は､特番のどのタイミングで出るかも分からない状態｡各曜日ゲストの"ものまね"披露の間に差し込まれることも十分考えられたはずだ｡

しかしながら､差し込まれたのオープニングアクト｡
もし先に決まっていたとしたら､もっぷんのネタは前日の他の3組のネタよりも明らかに"開会の言葉"に適している｡

そう考えれば､北条ふとしの｢84｣点が先に表示されてしまったことが自ずと怪しくなってくる｡

もっぷんの出場権獲得というシナリオ･各々の得点は元々決定していたのではないだろうか｡
ネット上ではもっぷんの優勝時､
｢もしかしてヤラセ?｣
｢1点の僅差での優勝はテレビ的においしすぎだな｣
｢明日の特番の出演者を前日に､しかもお客さんに委ねる時点でおかしいと思いました｣
などのコメントが寄せられていた｡

度々持ち上がる『笑っていいとも!』の"ヤラセ疑惑"｡
28年と長きに渡り､昼の人気番組として放送を続ける同番組だけに､もし"ヤラセ"が起きているとすれば､視聴者の評判を下げてしまうのはやむを得ないだろう｡

◆関連ニュース