｢笑っていいとも｣2011年4月期卒業&新メンバー発表!

放送29年目を迎えているフジテレビ系『笑っていいとも!』の番組改編期恒例行事となった卒業メンバー発表が3月最終週となった28日～4月1日各曜日ごとに行われた｡

まず月曜日は､石原良純が番組を去る｡
2003年4月より月曜レギュラーとして登場､8年に渡る出演はジャニーズや一部お笑い芸人を除けば上位に食い込む長期だ｡
石原良純は4月より羽鳥慎一司会のワイドショー番組･テレビ朝日系『モーニングバード!』に出演が決定済み｡
バラエティーからコメンテーターへと路線変更を狙っていくのか｡

火曜日レギュラーからははいだしょうこが卒業決定｡
1年半と短期間ではあったが､天然キャラの彼女が中居正広･さまぁ～ず･タカアンドトシという濃いメンツの間に入り空気を和らげてくれたように思える｡

水曜日からは意外にもおすぎとピーコ､そしてDAIGOも揃って卒業｡
ピーコは2000年10月から､おすぎは2002年4月からと加入時期は異なるが､ピーコにいたっては10年以上に渡りレギュラーとして出演し続けた功績がある｡
DAIGOは2008年10月に水曜レギュラーに加わり､なんといっても番組内で結成した架空ユニット､ル･クルーゼの｢黒い薔薇のかほり｣が大好評｡
1万人に着うた無料ダウンロード権利をプレゼント､その後も7曲いずれも一週間で毎週新曲を制作する熱心っぷりだった｡

木曜日レギュラーで番組を去るのはチュートリアル｡
福田充徳が急性膵炎から復帰したばかりのタイミングで卒業は精神的にもキツいだろう｡
レギュラー期間は丸3年｡
笑福亭鶴瓶･山口智充の長期組と､ロッチ･佐々木希の新規組に挟まれた立場で中堅らしく安定した笑いを飛ばしていた｡

ラスト金曜日では､オリエンタルラジオが卒業｡
彼らが『笑っていいとも』にやってきたのは2006年10月｡フジテレビ系『オリキュン』､TBS系帯番組『オビラジR』などデビュー1年半で冠番組を持つ最速出世を記録した時期だった｡
"武勇伝"ネタでいきなり大ブレイクを果たし露出が急増するも､番組を仕切る実力が伴わずレギュラー番組は相次いで打ち切り｡
激しい浮き沈みを乗り越えた今､彼らが『笑っていいとも』を卒業することに悲しむファンは多い｡
実力をつけた今卒業とされるのは理解に苦しむといった声も聞こえてくる｡

毎回話題になる"人事"に関して､2011年4月期は視聴者離れが心配されるほど否定的な意見が多い｡
特にチュートリアルとオリエンタルラジオがいなくなることに納得できない者が目立つ｡
オリラジは卒業によって再び全国ネットのレギュラー番組が0になってしまった｡
藤森慎吾は3月4日放送分で大遅刻､エンディングにも間に合わない大失態を犯したばかりだったが､やはりこの大チョンボが響いたか｡

新メンバーには､ピースと萬田久子の加入が決定｡
ピースは木曜日､萬田久子は金曜日レギュラーとなることが発表されている｡
卒業メンバー数と比べると明らかに新加入組が少ないのは､経費削減の影響か｡

番組プロデューサーによると､ベテラン女優･萬田久子の起用理由は
｢萬田さんは世の女性の代弁者としてお願いしました｡｣とのこと｡
いずれにしても､毎日のお昼が少し寂しくなることに変わりはない｡

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