秘密
[第2話]
バスの事故をきっかけに娘・藻奈美（志田未来）の体に乗り移ってしまった母・直子（石田ひかり）。藻奈美＝直子なんてことを誰も信じてもらえるはずがない。このことは、平介（佐々木蔵之介）と藻奈美の2人だけの秘密にすることに決めた。10/22放送
夏休みが終わり、藻奈美は高校へと登校する。そこで藻奈美の恋人（？）らしき相馬春樹（竜星涼）にいきなりキスされてしまう。
一方、平介には藻奈美の担任・多恵子（本仮屋ユイカ）から電話があり、「ＰＴＡ役員を引き受けてもらえないか」と依頼がくる。心なしか平介は嬉しそう。多恵子の依頼を快く引き受けた。
そんなある日、平介は、街中でバス事故を起こした運転手・梶川（吹越満）の妻・征子（堀内敬子）を見かける。平介に気づいて、逃げるように立ち去ろうとした征子は、つまずいて転倒してしまう。彼女はすっかり疲れきっていた。平介は放っておくことができずに自宅まで送っていく。自宅でお茶をいただいた平介は征子から梶川の話を聞く。梶川は、ここ数年の間、過剰労働をする傍ら、トラックでの運送のアルバイトもしていたそうだ。ところが、家には最低限の生活費しか入れていなかったという。あの事故以降、梶川家には嫌がらせや無言の電話が頻繁にかかってくるそうで、征子はすっかり憔悴しきっていた。なぜ、梶川は金に困っていたのか…。平介は原因が知りたくなった。
その夜、征子の話を藻奈美にすると、藻奈美は怒りを露にした。そして2度と征子に関わらないように言う。しかし平介は事故の真相についても、梶川についても関心を抱いていて、「関わらない」と約束することができなかった。
なぜ、梶川はそれほど金が必要だったのか…。平介は藻奈美に内緒で征子に会い、なぜ金を渡さないことを夫に問いたださなかったのかを尋ねた。すると征子からは不思議な返事が帰ってきた。「私、梶川のこと何も知らないんですよ」と…。
そのころ、藻奈美は春樹に呼び出されて自宅前で会っていた。そこに帰宅した平介は、春樹を見るなり怒り出し、追い返してしまう。藻奈美は「春樹とは付き合わない」と約束する。
その晩、平介は抱きついてきた藻奈美を反射的に跳ね除けてしまう。目に涙を浮かべた藻奈美が「別々で寝ようか」といったが、平介は直子の手を優しく握ると、そのまま一緒に眠りにつくのだった…。
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直子と共に乗っていたバスが崖から転落｡直･･･
電機メーカーに勤務する平凡な夫であり､父･･･
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