OLにっぽん第8話あらすじ完全版

OLにっぽん

[第8話]

11/26放送

東慶商事創設者たちが大切にしていた社訓「社員は宝」。旧社屋でそれを見つけた島子（観月ありさ）と総務課員は、それを「人は宝」と改め、会社の玄関ロビーに掲げる。
地方支店への異動が決まっていた総務課員たちだったが、「人は宝」という言葉に励まされ、今まで以上にイキイキと働く。

そんなある日、総務課にエネルギー部から連絡がある。それはエネルギー部が使用する予定だったグラウンドをキャンセルして欲しいという内容だった。グラウンド使用日は迫っており、今からではグラウンド使用料全額をキャンセル料として支払わねばならない。
せっかくグラウンドが空いているのだから何か有効利用したいと考えた島子（観月ありさ）は、長年、犬猿の仲である営業二部と経理部のいがみ合いを見て、社員運動会を行おうと言い出し、総務課員も賛同する。

そんな様子を見ていた小旗（阿部サダヲ）は島子に「運動会なんてムダ」と言うが、島子は交流こそ会社を動かすとキッパリ言い切る。
運動会開催のために、総務課員は一致団結する。

一方、弥生（浅野ゆう子）は突然、吐血し倒れ、島子と小旗によって病院に運ばれる。胃潰瘍だそうだ。入院した弥生はパソコンを病室に持ち込み仕事に励む。

会社に入社して以来、弥生は仕事一筋で頑張ってきた。公務員の夫を大阪に残し、単身、東京で頑張る弥生。仕事に関しては優秀で俊敏に動いたが…夫婦間のすれ違いには鈍感だった。夫は不満を言いながらも理解していると思ったし、ラブラブだと信じていた。

弥生が入院しているなか、運動会の準備は着々と進んでいた。休日開催で参加費がとられるにもかかわらず、参加予定者は100人を超える。犬猿の仲である営業二課と経理課は、課をあげて参加する予定になっていた。

ところが運動会当日に雨が降ってしまい、結局、中止となる。島子たちが会場で呆然と佇んでいると、騒ぎ声がする…。なんと、土砂降りの雨のなかグラウンドでは営業二課と経理課が“騎馬戦”をやっていた。エキサイトするなか、双方の課長が地面に落下して、腕を骨折してしまう…。

島子は報告と弥生宛ての郵便物を持って病院に行くと、弥生は退院したという。島子が会社に行くと、総務課で弥生が1人で仕事をしていた。弥生宛ての郵便物を島子が弥生に手渡す。弥生は郵便物を開封しながら、運動会の企画がきっかけで営業二課と経理課の課長が揃って骨折し病院に運ばれたことをあげて、島子は甘すぎると指摘する。
郵便物には、弥生の夫からの封筒も含まれていた。弥生が何気なく開けてなかを確認すると、そこには“離婚届”が入っていた。それを見た島子は驚くが、弥生は「夫婦なんて、紙切れ1枚で終わってしまうもの」と淡々としたものだった。

島子が会社を出ようとした時、大きな花束を持った小旗がやってきた。今日、弥生夫婦の20回目の結婚記念日だというのだ。それを聞いた島子は、弥生の夫がどうして離婚届を送って来たのか、その意図に気づいた。
島子は「花束は私が渡します」と言い、小旗から花束を奪うと、弥生の元へと走り出した。

島子が総務課に行くと、弥生は窓辺で佇んでいた。手には離婚届が…それは涙で濡れていた。「その離婚届は旦那さんからのラブレターではないですか」と島子は弥生に問いかける。“仕事”と“自分”のどちらが大切なのか、旦那さんは最後の賭けに出たのでは…と、島子は続けた。
そして小旗の会社から結婚祝いの花束を頂いたことを伝え、花束を手渡した。
花束を受け取った弥生の手は震えていた…。

翌日、弥生は入社以来はじめて有給休暇をとった。大阪にいる夫に会いに行くために…。
タクシーに乗った弥生の顔は、どこか嬉しそうだった。

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