リーガル・ハイ第1話あらすじ完全版

リーガル・ハイ

[第1話]

04/16放送

ガソリンスタンドの店長が殺され、従業員の坪倉（中村蒼）が逮捕された。
真知子（新垣結衣）は国選弁護人を務めるが、彼は犯行を自白していて敗訴する。
だが、刑事の白井（中原丈雄）が暴力まがいの取り調べで強要した自白だった。

翌朝、真知子は電車で老人に席を譲らない男を叱責。
だが、男は自分が席に座っていい理由を理路整然と語り、真知子を論破する。

出社した真知子は所長の三木（生瀬勝久）に、坪倉の件を控訴すると告げる。
だが、三木はそんな金にならない弁護はやめろというのだった。

憤慨する真知子に、秘書の君江（小池栄子）は古美門（堺雅人）という弁護士を紹介する。
かつて事務所に籍を置いていた弁護士だという。

真知子が古美門を訪ねていくと、朝、電車で出くわした男だった。
坪倉の弁護を依頼する真知子に、古美門は金を持ってこいと命じる。

事務所に帰った真知子は君江から、古美門の過去について聞く。
三流私立大学で遊びほうけていたが、司法試験には一発で合格。
金になる案件ばかり引き受け、違法すれすれの手法で無敗を誇っていた。

事務所のトップだったが、３年前のある事件を機に三木から追い出されていた。
それでも、財界とのコネを使って、法外な顧問契約料をもらって優雅に暮らしていた。

翌日、真知子は再び古美門のもとを訪ね、現金3000万円を叩き付けた。
両親の土地を担保に借金をしたと聞いて、古美門も呆れるばかり。

古美門は真知子に連れられて、坪倉の面会に。
事件当時のアリバイを尋ねると、公園でコーヒーを買ってベンチで１日ボーッとしていたという。

古美門は事務所に戻ると、真知子に次々と指示を出した。
「被告人の美談を集めろ」「警察の悪い噂を集めろ」「それを週刊誌に書かせろ」「人権団体をたきつけろ」と言うのだった。

その後、古美門は坪倉がコーヒーを買ったという公園へ行き、店員の斎藤（六角慎司）に、坪倉の写真を見せる。
斎藤は事件当日、確かに坪倉を見たと警察に言ったが、白井に記憶違いだろうと無理やり証言を撤回させられていた。
古美門は斎藤に、別居中の奥さんが法廷の彼を見たら見直すとそそのかして、証人として出廷させる。

裁判当日。相手側の検事・杉浦（正名僕蔵）は古美門に何度も負けている男だった。
古美門は圧倒的な勢いで弁護を進め、当日、コーヒーを買った客は坪倉一人だったという斎藤の証言で完璧に有利に立った。

だが、杉浦は新たな証人・智子（波瑠）を呼ぶ。
美大生の彼女は事件当日、公園でコーヒーを買って、１日中ベンチで絵を描いていたという。
彼女は毎日欠かさずブログを書いていて、そのことも確かに記されていた。
斎藤は杉浦に、コーヒーを買ったのは智子ではなかったかと追及され、答えに窮してしまう。

事務所に戻った古美門は、三木の陰謀だと息巻く。
智子の存在を伏せておいて、古美門を負けさせようとしたのだという。

だが、真知子は智子のブログに全て目を通し、不審な点に気付いた。

次の公判で、真知子は智子に質問を始めた。
智子がブログでラーメン店に行ったと書かれていた日、その店は休みだった。
また幼稚園の運動会について書かれていたが、それも日付が違っていた。
実際の出来事とそれをブログに書いた日が違っていることがあるのではないかというのだ。
それと同様に、公園に行った日も実は別の日ではないかと追及すると、智子は何も言えない。

続いて、古美門は取り調べに立ち合っていた刑事たちに尋問する。
彼らは取り調べの時、物音一つしなかったと言っていた。
だが、その日は隣のビルが解体工事をしていて、物音がしないはずがなかったのだ。

さらに、白井に無理やり検挙率を上げるために、坪倉に自白を強要したのだろうと追及。
激高した白井は、坪倉がやったに決まってる、目を見れば分かると非論理的なことを言い出した。
古美門は笑みを浮かべて「以上です」と言い、証人尋問を終える。

裁判は見事に坪倉の無罪判決で終わる。

その後、真知子は三木に辞表を提出。古美門の事務所へ行き、働かせてほしいと申し出るのだった。

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