ギルティ 悪魔と契約した女
[第9話]
12/07放送

万里(吉瀬美智子)は真島(玉木宏)が溝口(金井勇太)を殺したのではないかと不安に思う。
一方、芽衣子(菅野美穂)を訪ねた真島は危険な目に遭わせたことを謝り「君を守る」と告げた。

真島は万里に、溝口を殺していたかも知れない自分に刑事の資格はないと言い、刑事を辞めると告げる。

その頃、堂島(唐沢寿明)は大物代議士の豪邸を張り込み、宇喜田(吉田鋼太郎)の姿を発見。
宇喜田は代議士の息子・準(柏原収史)から芽衣子や真島を始末するよう迫られていた。

原稿を書き始めた堂島のもとに、芽衣子がやってきた。
彼女は宇喜田の背後にいる黒幕を聞き出そうとするが、堂島は教えようとしない。

やがて、出版社の政治記者を訪れた堂島は準の写真を見せていた。
記者はアメリカに留学しているはずの準が日本にいるのはおかしいと言う。
それを聞いた堂島は、自分の推理を確信していた。

真島は門倉(RIKIYA)に辞表を手渡す。
彼が帰宅すると、堂島がやってきて、仕事を投げ出すなと告げた。

やがて、真島は芽衣子の自宅に呼び出される。
壁には彼女がこれまでに復讐してきた男たちの写真が貼られていた。
芽衣子はその場で真島にもう会わないようにしようと別れを告げた。

翌日、芽衣子は堂島に黒幕の名前を教えるようにと迫った。
だが、堂島はそれには答えず、芽衣子を帰した後、準に電話。
15年前の事件の真相を書いた原稿を買わないかと取り引きを持ちかけた。
堂島は万里に電話した後、準から指定されたビルの屋上へ向かう。

堂島は芽衣子に電話し、いっさい声を出さずに聞いているよう指示。
つないだままの状態で、携帯電話をしまう。
そこに、宇喜田が現れ、堂島は準がかつて同級生に無差別殺人をさせていたことを突きつける。

だが、宇喜田は堂島の息子の基晴(澤田怜央)の身の危険を暗示。
基晴を助けたかったら、ビルから飛び降りろと命じる。

すると、そこに万里が到着。それを見届けた堂島はビルから飛び降りた。

宇喜田は自殺教唆で逮捕。
その直後、芽衣子のもとに堂島が残した封筒が届けられる。
そこには、黒幕の名前だけが空欄になった原稿のUSBメモリーが入っていた。
原稿は芽衣子の手で完成させろというのだ。

芽衣子が原稿に、黒幕の名前を書き込んでいると、真島が現れる。
彼はもう復讐なんかやめろと言うと、芽衣子を抱きしめた。

その頃、パトカーで護送中の宇喜田が、門倉に襲いかかり…。
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キャスト
野上芽衣子 / 菅野美穂(かんのみほ)
白金のペットサロンで働くトリマー。
明るく丁寧な接客ぶりと、その腕前には定評があり、大勢のセレブ愛犬家を顧客に持つ。 サロンのオーナー・琴美からの信頼も厚く、職場仲間からも慕われ、穏やかで充実した暮らしを送っている。

しかし実は、彼女は19才の時に姉の夫と息子を殺害した罪で懲役刑を受け、
12年間刑務所で服役していた過去がある。
その件で、どうしてもやり遂げなければならない「復讐」の計画を抱える"裏の顔"が芽衣子にはあった。

刑期を終えて出所してから約一年。芽衣子の周囲で次々と不審な事件が起こり始める。
彼女に近づいた男たちが、すべて破滅の道を歩んでいくのだ。

まさに計画が動き始めたそんな時、芽衣子は真島という男に出会う…。
真島拓朗 / 玉木宏(たまきひろし)
捜査一課の刑事。いわゆるキャリア組。

才覚に溢れた切れ者で、仕事も手堅く、幹部候補として将来を嘱望されていた。
しかし、1年前、自分のミスが原因で捜査中に後輩を死なせてしまう。
それ以来、署内での居場所と自信を失い、くすぶった日々を送っていた。

事件と芽衣子の関係を探るため、あくまでも刑事として接近していくが、いつしか男として心を惹かれる。
悲惨なこの事件と向かい合う中で、皮肉にも失意の生活から立ち直っていく。
榎本万里 / 吉瀬美智子(きちせみちこ)
捜査一課の女刑事。真島の元彼女。
半年ほど前、落ちぶれた真島と別れた。

ただ、本心では真島を忘れられずにいる。
突然現れた芽衣子の存在が気に入らず、真島に再び近づいていく。
そんな中、真島と同じ捜査チームに配属が決まる。

芽衣子の裏の顔に疑惑を持ち、やがて真島を危機から救うべく体を張って守ろうとする。
しかし、芽衣子の過去の真相を知った時、女として純粋な共感が生まれてしまう…。
堂島基一 / 唐沢寿明(からさわとしあき)
裏社会に巣食うブラックジャーナリスト。三流記者。
ゴシップネタを嗅ぎまわっては金に換え、警察はもちろん、色んなところから毛嫌いされている。
とことん悪びれない調子の軽さが鼻につく男。

実は、13年前の芽衣子の事件を先頭に立って報道し、容赦なく煽り立てた張本人。
おかげで芽衣子と家族はボロボロになる。
一時は業界内で名を馳せたものの、その後、酒におぼれて転落。当時の見る影はない。

現在、真島が追っている事件の先に芽衣子がいることを嗅ぎ付け、首を突っ込んで来る。
再び一発逆転のスクープを狙ってのことだと思われるが…??
鶴見真人 / 水上剣星(みかみけんせい)
真島が通うダイナー風の飲み屋を切り盛りするバーテンダー。
真島が死に追いやった後輩刑事の親友で、今では真島が唯一、心を許せる存在。

真島から芽衣子を紹介され、二人を応援する。
真島の復活を心から願っている。

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