LOVE GAME第5話あらすじ完全版

LOVE GAME

[第5話]

05/21放送

今回、ターゲットとして氷室（釈由美子）にロックオンされたのは夏川美優（市川由衣）。
保育士をしている美優は、母性が強く、面倒見が良く、男性に尽くすタイプ。世の男性が「お嫁さんにしたい」理想的な女性のように見えた。
ただし男運はついていないらしく、現在、同棲をしているミュージシャン志望の彼・秋山春希（與真司郎）は、銭的にも精神的にも美優に頼りきっている、所謂、ヒモだった。さらに女たらしで、美優がいるにもかかわらず、次々と他の女と浮気をしている…。おまけに、春希のCD制作のためにサラ金から借金をしてしまい、返済に追われる日々…。

そんな美優の前に氷室が現われたのは、美優が、氷室が振り込んだ100万円を借金返済に充てるため、サラ金事務所の前に来た時だった。

美優の勤める保育園の一室に戻った2人。氷室は美優に「10日以内に、恋人に『別れよう』と言わせたら1億円」という「LOVE GAME」を提案した。

はじめは100万円を氷室に投げつけてゲームへの参加を拒否した美優だったが、春希が、自分たちがエッチをしている画像を撮影して、それをサラ金業者に売って借金を返済していることを知ると、春希との決別を決意。「LOVE GAME」への参加を承諾する。

美優は1億円で今ある借金をすべて返済し、新たな人生を踏み出すことを決意したのだった。

その日から、美優は、「別れよう」と言わせるために、春希が嫌がるようなことばかりをするようになる。春希の作詞したバインダーノートを引きちぎってみたり、「働かない人に食べさせるご飯はない」と春希の食事を作らなかったり、男と一緒に帰宅して「彼がヒモです！」と騒いでみたり…。

それでも春希は「別れよう」と言う気配がなかったので、美優は荷物をまとめ、職場の後輩のアパートへと出て行った。それから数日間、春希は保育園の外まで美優に会いに来ていたが、数日後、ぱったりと姿が見られなくなり、消息がつかめなくなってしまう。

「LOVE GAME」のタイムリミットが迫るなか、焦った美優は懸命に春希を探しはじめる。

その頃、春来は路上ライブを行っていた。美優に別れを告げられた春希は、美優にばかり頼っていた自らを反省し、自立しようと、懸命に頑張っていたのだった。
春希の歌は人々の心に響き、既に、何人かのおっかけの姿もあった。人々に取り囲まれて歌う春希を見ているうちに、美優は自分の真の気持ちに気づく。

曲を歌い終わった後も続く「アンコール」の声。そんななか、春希は美優の姿を見つける。春希は、今まで美優に頼ってばかりだったことを詫び、美優が望むなら、別れる決意をしたことを告げる。春希は一人の大人としての道を歩み始めていた。

「別れない！」美優はこれからも春希を支えることを選択したのだった――。

それから何日か過ぎたある日、美優は、ポストの中に春希のデモテープが最終予選に選ばれた通知が届いているのを見つける。美優はこっそり手紙を隠すと、保育園で破いて捨ててしまう。また、春希が作った作品は「私が出してあげる」と預かり、すべて保育園のロッカーに隠した…。

春希は、どんなに作品を作っても全く連絡が来ないので、すっかり落ち込んでしまう。そんな春希を美優は優しく励ますのだった。美優の春希への愛は、まるで過保護な母親が子どもを意のままに支配して満足するようなもの。美優は、春希が自分から巣立たないように“才能”という翼を奪っていった…。

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